#017 3人とお揃い
お土産屋さんに向かう
道中、
左手にはスカイ、右手にはアルマ
と手を繋ぎ、
後ろから両肩にかけてもたれかかるように
抱きついてくるラビ。
と、逆ハーレムみたいな格好で
歩いた。
〇〇:あの〜…歩きにくいかな…
スカイ:ですって、ラビヒョン
ラビ:え?俺?
アルマ:明らかにお前じゃないか?
〇〇:…両手も塞がってると辛いかな(T_T)
スカイ:ですって、アルマヒョン
アルマ:おい!お前が離せよ!
〇〇:……もう、いいです(T_T)
そして、少し高級なアクセサリーが
売っているお店の前に来たところで、
ラビ:〇〇、ここ見てみよう
そう言い、後ろからハグのまま
体をお店の方向に向けさせられた。
〇〇:わわっ!いきなり、動かさないで!
バランスを崩しそうになりながら
入店すると、
可愛いブレスレットが目についた。
ラビ:これが良いの?
〇〇:あ、可愛いと思って目についたんだ
ラビ:これだったら、シンプルだし、
お揃いでつけてても違和感ないね。
これにしよ〜!
〇〇:え!?他のもみなくていいの?
ラビ:俺もこれ良いと思ったよ?
スカイ:うん、いいと思う。
アルマ:そうだね!すみません、
これ4つお願いします。
ラビ:は?
スカイ:みんなでお揃いにしましょう!
ラビ:嫌だ
アルマ:いいじゃないか!ね、〇〇!
〇〇:…
店員:こちら、ラッピング致しますか?
アルマ:つけていきます。
店員:かしこまりました。
お会計はあちらでお願いします。
〇〇:はい、分かりました。
ラビ:いいよ、俺に買わせてよ。
言っておくけど、
ヒョンとスカイのは払わないよ!
スカイ:え〜、ラビヒョンケチ〜
アルマ:ここはヒョンが全部払うよ!
ラビ:〇〇と自分のはこっちで払います。
アルマ:やー!ヒョンが払うって
言ってるじゃないかー!
〇〇:(笑)なんか可笑しいww
〇〇:ここはさ、お礼と言うか、
今日疲れてるのに
遊んでくれた感謝の気持ちも込めて、
私が払うよ!
そう言って、全然納得しない全員を
なだめながら、お会計をした。
早速ブレスレットを付けようとすると、
ラビにとられて、付けてくれた。
〇〇:ありがとう
ラビ:こっちこそ。ありがとう。
〇〇:やっぱり可愛いし、つけると上品。
ラビ:似合うよ
スカイ:本当に似合うね!
気に入っただけあるよ!
アルマ:綺麗だね
褒められてるのはブレスレットと思っても、
何だか恥ずかしくなったので、
話題を反らした。
〇〇:スペースマウンテン乗りに行こう!
また先程と同じ体制になり、
歩きにくいまま移動した。
スペースマウンテンで並んでる途中も、
スカイとアルマからは
手を繋いだまま
腰に手を回された。
ラビは
抱いている腕を強くしてきたり
耳に息を吹きかけてきたりとするので、
何だか身体が熱くなってきた。
なので、少しみんなから
距離をとるように、
待機列を移動しようとした。
スカイ:離れないで
〇〇:ちょっと、近くて暑いから。
スカイ:いいじゃん!
〇〇:よくないわ!
ラビ:今更照れる事ないよ?
〇〇:やめてよ…!
アルマ:そうだよ。
〇〇:アルマまで、冗談言わないでよ。
店員:4名様ですか?
〇〇:はい!(ナイスタイミング!)
店員:2名様ずつ別れて準備してくださ〜い
みんなからそそくさと離れて、
ゲートへ適当に行こうとすると、
ラビに無理矢理手を引っ張られた。
スカイ:ヒョン!僕が約束してました!
隣は僕です!
アルマ:ここは公平にジャンケンしよう!
ジャンケンの結果、ラビの隣になった。
アルマ、スカイは前に乗っている。
コースターが始まる前から
2人がこっちに顔をずっと向けている。
コースターが始まって、
真っ暗の中に光が差すと
2人の顔と目が合うので、
思わず爆笑した。
ラビも最初は機嫌悪そうだったが、
その姿に、滅茶苦茶爆笑していた。
そうして、私達は爆笑しすぎて
ボロボロになりながら
スペースマウンテンを後にした。
そろそろ帰宅集合の時間なので、
待ち合わせ場所に向かった。
〇〇:本当にまだ笑えるwww
スカイ:笑いすぎでしょwww
〇〇:だって、暗闇の中なのに、
真顔とか変顔とかしてるんだもんww w
アルマ:面白かったなら、よかったよー!
ところで、今日〇〇は直でホテル来るんだよね?
PCは持ってきてあるって言ってたけど、
着替とかあるの?
〇〇:いや、着替は持ってきてないよ〜。
アルマ:買っていったら?
ここに洋服売ってるみたいだよ〜
〇〇:え!?なんで!?いいよ!帰るよ!
スカイ:なになに?
ラビ:アルマヒョンと遊ぶの?この後?
〇〇:ゲーム一緒にやるんだよー♪
ラビ:ふ〜ん。俺も行こう。
スカイ:僕も!
アルマ:部屋入れないよ!
真剣勝負なんだから、邪魔しないで!
〇〇:確かに、ゲームの邪魔はされたくない。
ラビ:邪魔しないよ?
スカイ:うんうん。じゃあ、お菓子買ってこ〜
そうして、それぞれお土産やさんで、
色々調達をした。
そして、集合場所に着いた。
ヒナは荷物の多さと、
私達のボロボロ具合に
ビックリしていた。
しばらく経緯を話して、
日本での世話役の方が
待っていてくれた、
帰りの車に乗りこんだ。
つづく
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