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Popcorn♡4 告白

 

 

 

〜朝〜

キラと一緒に朝を迎えた。
キラは今日のライブに向けて、
色々と準備をしていた。
 
 
その間も沢山連絡がきていた。

ヒナ:(アーティストって、こんなに忙しいんだ…)
 
 
 
そんなキラを椅子に座りながら、
眺めていると、
突然こちらに寄ってきて、額にキスをした。
 
 
 
キラ:暇にさせて、ごめんね?
ホテルさ、僕の部屋じゃ居づらいかも
しれないから、もう一部屋とったから☆
そこで〇〇ちゃん、待ってていいからね!

ヒナ:うん、ありがとう。
 
 
 
なんだか、慣れてるな。色々。
そう思った。
 
 
 
キラはまた相変わらずバタバタと準備を
し、ライブ会場へ向かった。
 
 
 
時間を置いてから、私はキラがとってくれた
部屋に移動した。
 
 
 
すると、キラから電話が入った。
 
 

 
キラ:1つお願いしてもいい?

ヒナ:うん。

キラ:日本のお菓子を何かスタッフさんの
差し入れ買ってきてもらいたいんだけど、
いい?

ヒナ:うん!いいよ〜。
ライブ頑張ってね!

キラ:ありがとう!頼みごとしてごめんね〜!
頑張るね☆
 
 
 
上手く使われているのか、
信頼されているのか、
よく分からない感情に襲われていると、
〇〇から連絡か入った。
 
 
こっちの部屋に来ると言っていた。
 
 
 
〇〇は部屋に入ると、妙にモジモジしていた。
 

きっと、アルマとそういう関係になったのかな?
と、察したが、〇〇から言うまで知らないフリを
していた方がいいのかなと思い、何も言わなかった。
 
 
 
私達はライブへ行く準備をしホテルを出た。
 
 

途中、キラから頼まれた差し入れを買い、
会場へ向かう。
 
 
楽屋へ向かう道中、突然ラビに〇〇が
攫われた。
 
 
 
私は来るなオーラをラビから感じた。
 
 
 
けれど、不安だったので2人が見える範囲で
私は待った。
 
 
 
〇〇は怖がっている様子もなく、
むしろラビに積極的に話しているように見えた。
 
 
 
ヒナ:(昨日聞いた印象とは違うな…)
 
 
 
ラビが去って行ったので、
〇〇の元へ近づいた。
 
 
 
〇〇もボーッとしていた。
 
 
ヒナ:大丈夫そうだったね?
昨日みたいじゃなくて

〇〇:うん。全然違った。
なんか弱々しかった。

ヒナ:まぁ…分からなくもない。

〇〇:???

ヒナ:〇〇は鈍感すぎるよ。
まぁ、楽屋行ってこれ届けよう
  
  
 
きっと、ラビも〇〇の変化を感じたのだろう。
好きなら余計に分かることだ。
〇〇はそういったことには
鈍感だからしょうがないけど、
この先が少し不安になった。
 
 

楽屋へ着くと、キラに差し入れを渡した。
 
 
 
キラ:わぁ!ありがとう!
美味しそうだね!助かったよ。

ヒナ:うん。また何かあったら言ってね!

キラ:頼もしいね〜。

ヒナ:ははは。ありがとう。
ライブ楽しみだな。
何だかここにいるのも不思議。

キラ:特別だから(^^)
 
 
そう言って微笑む彼に、
やっぱりドキンとしてしまう。
 
 
 
そして、また期待してしまう
私がいた。
 
 
 
楽屋を去り、
ライブを鑑賞した。
 
 
 
想像していたよりも、
何百倍もの熱気と歓声だった。
 
 
 
雰囲気に圧倒されながら
あっという間に時間が過ぎ、
ライブは終わった。
 
 
 
〇〇と時間を潰してから、
ホテルに帰ってきた。
そして、メンバーが集まっているという
部屋に向かった。
 
 
 
ほろ酔いのみんなに向かって、
ライブを観た興奮を〇〇と思わず
語ってしまった。
 
 

キラ:今日はライブ来てくれてありがとう!

ヒナ:かっこよかったよ!ダンス凄かった!

〇〇:本当に!

キラ:ありがとう!今日は大成功だったよ!
何事もなく無事に終われたし!
 
 
 
それから、暫く色々と話しこんでいると、
ラビが〇〇を無理矢理、
部屋から出そうとしていた。
 
 
それを見かけて、私は止めに行こうとしたが、
アルマが先に2人に声をかけていた。
 
 

キラ:僕達も部屋に戻ろうか?
 
ヒナ:うん…
 
 
 
心の中で、アルマに〇〇を頼んだ!
と願ってキラと部屋を後にした。
 
 
 
部屋に入るとキラは急にかしこまりだした。
 
 
 
ヒナ:…急にどうしたの?
 
 
そう言ったが、
キラから出てくる言葉が何となく分かり、
胸がドキンとする。
 
 
 
キラ:好きです。付き合えないかな?
そして、良かったら韓国に来てくれない?
 
ヒナ:うん。…………え!?
 
 
 
告白までは、理解できたが、
いきなり韓国に来ないかという提案に
ビックリしてしまった。
 
 
キラ:…………嫌かな?

ヒナ:いや、突然でビックリした。。。
あ、ううん。私もキラの事好きだけど。
待って、思考が追いつかない!

キラ:ははは。可愛い。来て?
 
 
 
キラは両手を広げて、私を待った。
 
迷わずにその胸に入る。
 
 
ギュッと抱きしめてくれる、
暖かい感覚に嬉しさが込み上げた。
 
 
 
けれど、それと同時に私は
韓国で生活できるか不安に襲われた。
 
 
 
つづく

 

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