Popcorn♡2 片想い
車に乗り込んだキラは、
私の隣に座った。
キラ:元気にしてた?
ヒナ:うん!
でも…久しぶりって感じしないね(笑)
キラ:ほとんど毎日連絡したからね(笑)
いや〜、でもやっぱりこうして会うのは
電話とは違うね!
ヒナ:そうだね(^^)
そして、前の席に座ったアルマに
話しかけた。
ヒナ:アルマはこっちに乗って良かったの?
アルマ:?。うん。
反応が薄かったので、〇〇の事を
あまり突っ込んでほしくないのかなと思い、
そのまま会話は終わった。
キラ:今日から数日一緒だ!
スケジュール調整してくれて有り難うね。
ヒナ:ううん。色々楽しみだね!
ライブも楽しみにしてる✨
キラ:うん!がんばる!
そうして、車はメンバーが泊まるホテルに
到着した。
到着するなり、彼らは急ぎて撮影や、
取材を受けていた。
私と〇〇は隅の方で、
キラ達の仕事姿を見ていた。
そして、たまにヘアメイクさん等が
話しかけてくれたりしていただいたので、
談笑したり、片付け等は手伝ったりしていた。
ほとんどのスケジュールを終えて、
彼等に少しの休憩時間が出来た。
キラはこちらに来て、
部屋で休もう?と誘ってきた。
当たり前のように言ってくる、
その仕草にドキッとする。
꙳✧˖°⌖꙳(私、相当舞い上がってる?)꙳✧˖°⌖꙳
すぐに、コクッと頷きキラの部屋へ
向かった。
部屋へ到着すると、
勢いよくキラに抱きしめられた。
キラ:本当に会いたかった。
ヒナ:うん。
キラ:同じ気持ちだった?
ヒナ:うん。
ニコッと嬉しそうに笑うから、
こっちも嬉しくなる。
(私はキラの特別なんだよね………?)
けれど、それからは
特に何もなく、キラは荷物を綺麗に解いたり、
これからライブのリハがあるからと、
ストレッチをしていた。
私はストレッチを一緒にしたり、
手伝ったりした。
ただそれだけなんだけど、
ただ、普通の事なんだけど、
凄く特別に感じる。
(私の方がキラに惚れてるのかな)
そんな事を頭で考えているときに、
部屋のインターホンが鳴った。
キラが扉へ行き、誰が来たのかを
確認しに行った。
それから、その人と一緒に
部屋に入ってきた。
スーツ姿のスタイルの良いその男性は、
部屋に私がいることを知っていたようだった。
男性:はじめまして。キム・ジュンスです。
lunaの総合マネージャーをしています。
メンバーからはジュンスマネと呼ばれています。
ヒナ:はじめまして。ヒナです。
ジュンスマネージャーはこちらを
ジッと見たまま、固まっていた。
ヒナ:…?。どうしましたか?
ジュンスマネ:あ…、いえ…、あの、
色々と行動を気をつけて頂けると助かります。
ヒナ:はい。そうですよね。。。
わかりました。
それから、キラとジュンスマネは
これからのリハの動線等を話し合っていた。
(休憩っていっても、休憩じゃないんだな。
忙しい人達。)
だけど、真剣に働いてる姿って
何かいいかも♡
と、能天気に2人を見ていた。
そして、リハへ向かう時間になった頃、
部屋の扉が勢いよく叩かれた。
スカイ:キラヒョン!ヒナちゃん!
スカイが部屋の外から叫んだ。
その異様な焦り方に急いでみんなで
扉に向かった。
スカイは血相を変えながら、
ラビの部屋に〇〇がいると思うと話した。
ヒナ:……それがどうしたの?
スカイ:ヒョンが…何か変なんです。
雰囲気が。しかも、〇〇のバッグも
洋服も持ってて、
今ヒョン洋服洗ってるんですよ?
〇〇の洋服。
何か変じゃない?
ヒナ:………確かに。。。
何があったんだろ?
急いで〇〇に連絡をとったが、
出なかった。
私達は、ラビがいるホテルの
ランドリールームに向かった。
ヒナ:〇〇と何かあったの?
ラビ:…………。
ヒナ:黙ってたら、分からないんですが?
スカイ:ヒョン!何があったんですか!?
いい加減、教えて下さい!
キラ:一旦、落ち着こう?
ラビ、何があったの?
とりあえず、もうリハの時間だから、
その荷物はヒナに預けよう?
ジュンスマネ:そうですね。
ヒナさん、ラビの部屋に行って、
〇〇さんの確認をお願いします。
何かありましたら、こちらまで連絡ください。
名称を差し出され、受け取った。
ヒナ:分かりました。
それから、ラビから〇〇の荷物や、
洋服をぶんどって、ラビの部屋に向かった。
つづく
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