#022 やっっっと2人きりになれたんだから
既視感のある姿に
まさかと思いながら、
インターホンに出た。
〇〇:はい
男の人:ワインお届けに来ました。
と、インターホンのカメラに向かって
ワインを見せてきた。
帽子から少し見える笑った口元が、
明らかにスカイだった。
急いでオートロックを開けて、玄関に行き、
扉を開け、エレベーターが着くのを待った。
エレベーターが開き、
こちらにステップを踏みながら
男の人は向かってくる。
やっぱり、スカイだった。
〇〇:(笑)どーしたの!?
スカイ:お待たせ♪
〇〇:え!?だから、どーしたの!?
スカイ:〇〇の家はここ?
〇〇:そうだけど…。
スカイ:入れてよ♪
〇〇:もちろん、いいけど。
なんでいるの?
帰国しなかったっけ?
玄関に招き入れた瞬間、
抱き寄せられ、
熱く長いキスをされた。
そのまま洋服に手をかけてきたので、
その手を掴んで止めた。
〇〇:ん゛〜、、、ちょっと!話し聞いてる?
どーしてなの?
スカイ:後で話してあげるから、
今はやっっっと2人きりになれたんだから、
楽しもう?
そう言い、壁に押し寄せられ、
またキスをしてきた。
下の方の身体を押し付けられたので、
また止めようと思ったが、
手首を押さえつけられ、
力では全然敵わなかった。
片手で両手を押さえつけられ、
いきなり片脚を持ち上げられた。
〇〇:ちょっと、、、いやっ!
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スカイ:いきなり、ごめんね?
そういいながら、私の乱れた髪を
耳にかけながら顔を除いて、
キスをしてきた。
〇〇:……
スカイ:部屋案内してくれる?
話はそれからするね。許して?
〇〇:もう、こうゆうことしないでね…。
スカイ:嫌だけど?明日の夜の便で
帰らなくちゃいけないから、
それまで一緒だよ(^^)
〇〇:…。とりあえず、部屋案内するね。
一通り部屋を案内して、リビングに移動した。
〇〇:それで?どうしたの?
飲み物を差し出しながら
再度質問した。
スカイ:前々から計画してたんだよね。
だからスケジュールもマネージャーに相談して、
あけてもらった。ヒョン達には
内緒にしてたんだ〜。
絶対同じ事されて、
こんな風に2人きりになれないでしょ。
結構大変だったんだよ?
笑顔でスカイは言った。
〇〇:そうだったんだね。
私には言ってくれたら良かったのに。
そしたら、色々準備したのに。
スカイ:ヒョン達にバレそうだからね(笑)
何処まで仲良いか実際こっちくるまで、
分からなかったし?
予想以上に仲良くしてて、ムカつくけど。
〇〇:ははは〜(;・∀・)
空港まではみんなと一緒に行ったの?
スカイ:そうだよ。
ヒョン達は一緒に飛行機乗らない事に
凄くビックリしてた(笑)
〇〇:だろうね(笑)私もビックリしたよ。
スカイ:サプラーイズ(^^)
これからどうする?
〇〇:どうしたい?行きたい場所とかある?
スカイ:特にないけど、〇〇は予定なかった?
〇〇:うん、なかったよ。
スカイ:じゃあ、まったりしよ〜。
日本のドラマとか映画教えてよ?
〇〇:いいよ〜!
じゃあ、まずドラマ観ようか!
ソファに座り、静かに鑑賞していた。
途中、スカイは手を繋いできて、話しはじめた。
スカイ:やっと2人きりになれて嬉しい。
〇〇:…。回答に困るよ。
スカイ:あのさ、いい加減、
ヒョン達と連絡とったりするのやめてよ。
〇〇:なんで?
スカイ:嫌だから。
〇〇:それは出来ないよ。ごめんね。
スカイ:僕は何番目?
〇〇:え?何?
スカイ:何番目に好きなの?
〇〇:順番とかないよ?
スカイ:じゃあ、1番にしてよ?
〇〇:だから、順番とかじゃないでしょ。
スカイ:好きになってよ?
元彼なんて、スグに忘れさせてあげるよ。
スカイの顔が近づいてきて、
そのままキスをされる。
〇〇:そうゆう事してると、好きになるの?
スカイ:好きになって?
〇〇:…嫌いにならないの?私のこと。
スカイ:え?なんで?
〇〇:だって…。
スカイ:みんなとやってるから?
〇〇:みんなとじゃないけど…。
スカイ:嫌いになれたら、楽だよね。
〇〇:辛い?
スカイ:辛いよ?(苦笑
ヒョン達も好きだし、〇〇も譲れないし。
〇〇:ごめんね。
スカイ:謝らないで。
断られてるみたいだから。
そう言い、再びキスをした。
スカイ:このまま、いい?
〇〇:駄目だよ。ちゃんと考えてからにしよ?
スカイ:無理だよ。
ヒョン達の消毒しなくちゃ。
目を離すと、すぐ誰かに抱かれてさ。
警告したのに、すぐ流される。
さっきよりも激しくキスをされ、
ソファーに押し倒された。
スカイ:お仕置きしなくちゃね?
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〇〇:ケホケホ(咳込み)
スカイ:ごめんね?
〇〇:…
スカイは心配しながら、
背中を擦った。
衝撃に動揺を隠せない私をよそに、
スカイは私の服をきちんと着せた。
スカイ:びっくりさせちゃった?
〇〇:…
スカイ:もう、ヒョン達と
仲良くしないでね?
〇〇:…嫌だ。スカイなんて嫌いだよ…
スカイ:そんな事言わないで?
大好きだよ。
もう、あんな事はしないよ。
優しくするよ。
そう言い、スカイは私を抱きしめた。
怖くて抵抗できない私は、
そのまま呆然とした。
そして、そのままドラマの続きを
見始めることになった。
プルルル
電話が鳴り、画面を見ると
アルマからだった。
スカイは携帯を覗いてきて、
そのまま私の携帯の電源を切った。
〇〇:ちょっと!怒
スカイ:せめて、2日間はヒョン達と
仲良くしないでよ?
スカイを見ると、少し涙ぐんでいた。
〇〇:え?泣くの…?
(こっちだって泣きたいよ)
スカイ:冷たくなっちゃったね…。
どうすれば、良かったの?
ごめんね。感情が抑えられなくて。。。
そう言って俯くスカイは、
スカイじゃないみたいだった。
私は深くため息をして、
スカイを覗き込んで言った。
〇〇:私の方こそ、ごめんね。
こんなにしたのは、
私がハッキリしないからだよね。
ちゃんと考えてるから。
スカイも好きなんだよ?
だけど、みんなも同じくらい好きなの。
最低でしょ?
だからね、嫌いになってもいいんだよ?
スカイ:だから!嫌いになれたら、
こんな風にならないよ…
〇〇:そうだよね。。。
スカイ:怒ってない?怖くない?
〇〇:怒ってるし、怖いよ?
スカイ:…
〇〇:でも、せっかく2日間
時間作ってくれたんだから、楽しもう?
スカイ:一緒にいてくれる?
〇〇:うん。
スカイは安心したように、
再び私を抱きしめた。
さっきよりも、大分力が抜けた
抱きしめ方だった。
それから、再びドラマの続きを観た。
〇〇:そろそろ夕飯の時間だね。
何食べたい?
スカイ:〇〇が作ってくれるの食べたい!
〇〇:分かった。作るね。何でもいい?
スカイ:うん!
夕飯を作り、一緒に食べた。
スカイは嬉しそうに食べてくれた。
〇〇:お風呂先にどうぞ。
スカイ:一緒に入ろ?
〇〇:嫌だけど。
スカイ:(笑)良かった。
いつもの〇〇だ。
嬉しそうにそう言って、
スカイはお風呂へ行き、
交代で私も入った。
〇〇:スカイはベッド使いな?
シーツちゃんと変えたから綺麗だよ。
これお気に入りのシーツなんだ!気持ちいいよ!
スカイ:一緒に寝よう?
〇〇:私はソファーで寝るよ。
スカイ:一緒に寝ようよ?
そう言い、ベッドへ寝転んで
私の腕を引っ張った。
〇〇:…じゃあ、一緒に寝るけど、
みんなに連絡させて?
多分心配してるよ。
スカイの事も。
スカイ:……分かった。
一緒に電話しよう?
携帯の電源を入れると、
凄い量の着信とラインがきていた。
〇〇:まずは、さっき途中で切っちゃった
アルマから折り返さないと!
スカイ:ヒョンどんな反応するかな(笑)
〇〇:もう、状況分かってるでしょ。
そして、アルマに電話をかけた。
つづく
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