#018 ジョイからのプレゼント
バンに乗り込むと
ジョイが既にいた。
ジョイ:おかえり〜。〇〇、少しいい?
渡したいものあるから。
〇〇:なに?
そう言い、ジョイの隣に座った。
ラビとスカイは
椅子に倒れ込むようにして、
寝る準備に入った。
ジョイは小さい箱を2つ
私に出し差し出した。
ジョイ:はい、これ。
〇〇:ありがとう。開けていい?
ジョイ:うん。こっちはお互い、
1つずつつけない?
〇〇:うん。なんだろう?
こっちから開けるね。
開けると、
ガラスで出来た
赤と黒のバラのピアスが入っていた。
それは丁度、夕日に照らされ、
車の窓にも赤色と黒色がキラキラと
映っていて、幻想的だった。
〇〇:綺麗!
ジョイ:よかった〜!気に入ってくれたかな?
〇〇:うん!これ、赤いバラと
黒いバラが片方ずつなんだね!
ジョイ:そうだよ。〇〇はどっちがいい?
〇〇:う〜ん、赤かな!
ジョイ:じゃあ、僕は黒つけるね。
今つけようかな。〇〇僕につけてよ。
〇〇:うん、耳こっちむけて〜
ジョイにピアスを付け終わると、
こっちにいきなり振り向き、
頬に急にチュッとされた。
〇〇:ちょっと!
ジョイ:ごめん。またやっちゃった。
〇〇:やめてよ。。。
そう言い、ジョイに目をやると、
付けたピアスが光に当たっていた。
〇〇:このピアス光に当たると
少し赤に見えるね。
赤黒いんだ!綺麗〜。
思わず、ジョイとの距離を
つめてしまった。
ジョイ:嫌そうにみえないんだけど?(笑)
それとも何も感じないの?(笑)
〇〇:あ、違うけど。もうやめてよ〜。
折角、ジョイ良い人だと思ってたのに。。。
ジョイ:だって、、、良い人になりたいけど、
それじゃあ、〇〇の印象に残れないでしょ?
メンバーが恋敵なんだもん。。。
〇〇:…良い人でいてよ。
ジョイ:そうしたいよ?
〇〇が好きになってくれるなら。
〇〇:…なんで、私なの?
ジョイ:初めて見て、いいなって思ってて、
色々行動とか可愛いなって。
今はもっと知りたい。
〇〇:知ったら嫌になるかもよ(笑)
あ、こっちも開けていい?
ジョイ:…話しそらすんだね(笑)?
みんなにもそうしてるの?
開けていいよ。
〇〇:そうだよ?みんな可笑しいんだよ。。。
…開けるね。
箱を開けると、ガラスの靴のピアスが
入っていた。
〇〇:こっちも可愛い。
ジョイ:ピアスばかりになっちゃったけど、
気に入ってくれたみたいでよかった。
〇〇:うん、ありがとう!
ジョイ:つける?
〇〇:うん、つけてみようかな。
ジョイ:つけてあげる。
つけてもらってる最中、耳の後ろに
軽い痛みがはしった。
〇〇:ねぇ!💢
またキスマークつけたでしょ!
ジョイ:ごめん。。。
静かにしないと、ラビとスカイ起きちゃうよ?
そう言いながら、
おでこを合わせ、
シーっとやってきた。
〇〇:ちょっと/////近いよ。。。
離れようとしたけど、
手で頭を抑えられて身動きできない。
ジョイはこの体制のまま、
質問してきた。
ジョイ:ねぇ、〇〇のタイプ教えて?
どんな人が好きなの?
今気になるのはラビ?
アルマヒョン?スカイ?
〇〇:正直、わからない。
みんな魅力的な人だよ。
でも、元彼とどーしても比べちゃうし、
私、今は多分寂しいだけなんだ。
ジョイ:僕を利用してよ?好きなだけ。
ジョイと目が合ったまま、
その真剣な眼差しに、
時が止まったように動けなくなる。
スカイ:僕で充分だよ。
ラビ:俺だけでいいじゃん。
〇〇:!?いつから、起きてたの!?
スカイ:さっき。大きい声聞こえたから
ジョイ:もっと寝ててよかったのに。
スカイ:ヒョンは油断できないですね。
〇〇、こっちおいで。
ジョイ:駄目だよ。
スカイは沢山ディズニーで構ってもらったでしょ。
まだ、話し途中だよ?
スカイ:…ヒョンが譲らないのも、珍しいですね。
今だけ、貸してあげますよ。
もう少し寝たいんで。
〇〇:貸すって!?失礼な!
ジョイ:まぁまぁ(笑)
今だけはスカイ忘れてよ?
そう言って、顎をくいっとさせて
ジョイの方に顔を向けさせられる。
〇〇:もう、顔近いよ!/////
ジョイ:照れてくれるの嬉しいんだけど?(笑)
〇〇:も〜、からかわないでよ…
ラビ:俺の存在忘れないでよ。
後ろを振り返ると、
ラビが真顔でこちらを見ていた。
ジョイ:こんなに〇〇の身体を
傷だらけにする人は、
好きにならないほうがいいよ。
そう言って、ラビに噛まれた跡を
やさしく撫でた。
〇〇:…
ラビ:〇〇は嫌って言ってないけど?
ジョイ:少しは気持ち考えたら?
ラビ:考えてるけど。
お前こそ困らせる事してんなよ。
ジョイ:してないよ。
ラビ:現に〇〇困ってるじゃん
ジョイ:…ごめんね、〇〇。
〇〇:うん…。もうこの話し終わりにしよう?
怖いよ、2人。
なんだか、
凄い怖い雰囲気になってしまったので、
恐る恐る2人に言った。
ラビ:……少しまた寝るわ。
そう言って、私の頭を撫でて
後ろの席へ再び、寝に行った。
ジョイ:ごめんね。
〇〇:ううん…。
私がハッキリしないからだよね。
ごめん。。。
ジョイ:違うよ。
みんな帰国する日が近いから、
焦ってるんだよ。
〇〇:そっか。明後日だもんね。
ジョイ:うん。明日は撮影とか
インタビューでスケジュールいっぱいだからね。
〇〇と沢山いれるのが今日だから。
〇〇:ありがとう。
ジョイ:こっちこそ。
ジョイ:なんだか、しんみりしちゃったね(笑)
楽しまなくちゃ!(笑)
〇〇:うん(^^)
そして、ジョイと
日本と韓国のドラマの話や、
映画の話をして時間が過ぎた。
〜ホテルに到着〜
〇〇:ラビ、スカイ起きて?
着いたよ。
ラビ、スカイ:は〜い
バンから降りると、
ヒナ達のバンも、みんな寝ていたような
雰囲気だった。
アルマ:〇〇〜。ゲームいこう〜(アクビ)
〇〇:疲れてない?大丈夫?
アルマ:沢山寝たから大丈夫だよ〜。
そして、アルマの部屋へお邪魔した。
つづく
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