#016 アルマの願い
アルマとマークトウェイン号へ乗り込んだ。
アルマ:わ〜!結構景色いいね!
〇〇:そうだね!
アルマ:タイタニックしよ〜(笑)!
〇〇:wwwww
そう言い、アルマは私の後へきて
抱きついた。
私はタイタニックポーズをした。
ところが、何故かアルマは静かだった。
〇〇:どうしたの?
アルマは抱きしめていた手を強めた。
アルマ:…今日も昨日も寂しく感じた。
〇〇:昨日はごめんね。
今日は今から楽しもっっ!
アルマ:昨日あれからどうだったの?
〇〇:……。
アルマは首の跡を撫でた。
アルマ:大体予想はつくけど。
結構辛いもんだね。。。
〇〇:……
私の事、軽蔑してくれていいよ。
アルマ:それはないよ。
僕にはなんの資格もないからね。
ただ、辛いだけ。
こう言っても、困らすだけなのは分かってるよ…。
アルマは早口でそのまま話す。
アルマ:でも、もし〇〇を否定したら、
ここでもう、〇〇とは終わってしまう気がする。
それは何よりも怖いことだよ。
だから、いいんだ。
受け入れるから。
だけど、僕の告白は考えてほしいんだ。
もちろん、すぐに答えなくていい。
今は〇〇と会えなくなったり、
連絡が取れなくなる事が1番怖い。。。
そう言うアルマは、
とても辛そうに見えた。
〇〇:ありがとう。ごめんね。
ちゃんと考えるから。
そう言ってアルマの手をギュっと握った。
少し沈黙した空気の後、
アルマは雰囲気を明るくしてくれようと、
妙なテンションで話し始めた。
アルマ:いや〜!この船は本当に気持ちいいな!
僕もたまに船に乗るんだけど、
その船とは安定感が大違いだよ!
〇〇:そりゃあ、釣りの船と比べちゃね(笑)
アルマ:やー!釣りの船だって結構いいの
乗ってるんだからね!
〇〇:分かってるよ〜(笑)
アルマ:お!そういえば、
今日夜ゲーム一緒にやる約束だよね!
覚えてる?
〇〇:もちろんだよ!PC持ってきてあるよ。
アルマ:楽しみだなー!
〇〇:期間限定のアイテム狩りやろ〜!
アルマ:いいね!今日は隣だから
タイムラグないし、作戦練りやすいね!
そして、マークトウェイン号が
終わりに近づいてきた。
降りるときに繋いだ手は、
少しだけ震えていた。
けれど、力強く握られた。
船から降りると、
スカイとラビが待っていた。
スカイ:〇〇!スペースマウンテン行こう!
ラビ:お土産買いに行くよ〜
スカイ:ヒョン!
ラビ:〇〇と約束してたもん。
〇〇:え?そうだっけ?
ラビ:うん!お礼それがいいな!
お揃いのお土産買おう(^^)
スカイ:なんですか?それ。お礼?
〇〇:あ〜、、、電話で話したね。
確かに、じゃあ、行こうか。
スカイ:僕も行きます。
アルマ:同じく。
そして、4人でお土産を買いに向かった。
つづく
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