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#041 変わる行動

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#041 変わる行動


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※ヒョンとの兼ね合いが難しい為、
表現がおかしくなる場合がありますm(__)m
 
 

名前変換

枯れゆく一輪の花を大切に干す。
 
  
 
あれから、ジョイに連絡はしていない。
 
 
 
連絡も来なかった。
 
 
 
逆にラビとスカイ、アルマから頻繁に連絡が来るようになった。
 
 
 
 
アルマ:📲『スカイからギルドに入れてって言われたんだけど、
仲直りしたの?また付き合ってるの?』
 
〇〇:📱『付き合ってないよ。ただこの前家で飲んでいっただけ。』
 
アルマ:📲『そうなんだ?僕も呼んでよ〜。
てか、今日時間があったら飲もうよ!』
 
〇〇:📱『うん。あるよ。』
 
アルマ:📲『お?何か変わった?じゃあ後で連絡するね』
 
〇〇:📱『そう?わかった』
 
 
 
 
それから、仕事に集中しあっという間に暗くなっていた。
 
 
 
部屋の外へ出るとリビングが暗い。
 
 
 
 
ヒナが最近家にいない日が増えた。
 
 
 
(何処にいるんだろうか?)
 
 
(仕事の連絡はスムーズに出来ているけど、、、)
 
 
(ヒナのことだから、元気にしてそうだけど少し心配だな…)
 
 
 
そう考えていると、電話が鳴り、出た。
 
 
 
アルマ:お疲れ様。仕事終わった?
今からでてこれそう?
 
〇〇:うん、大丈夫。
 
アルマ:じゃあ、家に向かうからまた連絡するね
 
〇〇:わかった〜
 
 
 
 
迎えに来た車へ乗り込む。
 
 
 
久しぶりに会うが、久しぶりとは思えない感覚になるだろうと思っていた。
 
 
 
なぜなら、毎日ゲーム内で会っているから。
 
 
 
でも、実際は予想に反していた。
 
 
 
ゲーム中はうるさいくらい騒がしいのに、
車内は静まり返っているからだ。
 
 
 
アルマが運転してくれているから、
話しかけて邪魔しても悪いし……。
 
 
 
(いつもの、アルマはどうしたんだ?)
 
 
 
真剣に運転する表情を、チラ見する。
 
 
 
少し私の方に目線を送るその視線は、
少しだけ鋭かった。
 
 
 
(……なんか怒っている?)
 
 
 
多少の息苦しさを感じていると、
着信のバイブが響きわたった。
 
 
 
誰からだろうとスマホを取り出して、
確認すると、スカイからだった。
 
 
 
アルマ:誰から?
 
〇〇:スカイから。
 
アルマ:付き合ってないんだよね?
 
〇〇:うん。
 
アルマ:じゃあ、出ないで。
 
〇〇:え?
 
アルマ:出ないで?
 
〇〇:うん、わかった…。
 
 
 
冷たい物言いに、何で?と聞かずに従った。
 
 
 
また、バイブが鳴る。
 
 
 
次はラビからだった。
 
 
 
アルマ:またスカイ?
 
〇〇:いや、ラビだよ。
 
アルマ:それも、出ないで。
 
〇〇:……うん。
 
 
 
普段とは違う雰囲気に、なんだか気まずくなった。
 
 
 
いつ、目的地に着くのだろうか?
 
 
 
(着いてもこんな感じだったらどうしよう…。)
 
 
(私、何か悪い事しちゃったかな…) 
 
 
(アルマが大切に宝箱に入れていたアイテム壊したこと根にもってるのかな…)
 
 
 
外の風景を見ながら、色々と考えた。
 
 
 
すると、急に静かな森の中に入ったと思ったら、中には可愛らしいレストランが建っていた。
 
 
 
まるで、童話の世界のような建物の雰囲気に思わず声を出してしまう。
 
 
 
〇〇:わぁ、素敵…
 
 
 
あっ!!!
 
 
 
そんな雰囲気じゃなかったんだと思い、恐る恐るアルマを見ると、
アルマはハンドルに腕をかけ、そこに顔を埋めていた。
 
 
 
 
次第に肩がプルプルと小刻みに震えだした。
 
 
 
〇〇:………???
どうしたの?大丈夫?
 
アルマ:………プッッッ
 
〇〇:!!!
 
 
 
分かった瞬間、勢いよく車の外へ出た。
 
 
 
 
〇〇:もうっ!ほんとやってらんない!(# ゚Д゚)
 
アルマ:ごめんって!ヒャヒャヒャヒャ(笑)
 
〇〇:本当に何か怒らせたんじゃないかって焦ったんだからね!?
 
アルマ:そんなに僕の演技完璧だった?(笑)
いやぁ〜、流石だな〜!
 
〇〇:本当に信じられない!本当に……怖かった…………。
 
 
 
両手で顔を覆う。
 
 
 
アルマ:いやぁ、本当にごめんね?
泣かないで?………泣いてないだろうけど(笑)
 
〇〇:くぅっっっ。。。
………悔しい!
 
アルマ:さぁさぁ、あの可愛らしいレストランに入ろう?素敵でしょ?ね?。
 
 
 
アルマは手を差し伸べた。
 
 
 
〇〇:うん、本当に可愛い。こんな場所しらなかった〜
 
 
 
 
その手を掴んで歩き出す。
 
 
きっと、数週間前の私だったらこの手は
取らなかっただろう。
 
 
アルマは一瞬真顔になった後、
微笑みかけてから、エスコートをするように歩き出した。
 
 
 
つづく

 

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