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#037 Untrue

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※ヒョンとの兼ね合いが難しい為、表現がおかしくなる場合がありますm(__)m

名前変換

 

 

 

ジョイ:📲『そっか。
お疲れ様。今日は帰らないからゆっくり寝てね。』
 
 
 
ジョイからの返信を見て、少し残念に思う自分がいた。
 
 
 
きっと、帰ってきてほしかったのだろう。
 
 
 
でも、これは多分、恋じゃない。
 
 
 
ただ、話を聞いてほしいだけなんだと思った。
 
 
 
だが、それからジョイは暫くこの家に来なかった。

いつもジョイが置いてくれていた一輪の花が枯れていく。
 
 

 
そして、ラビが突然持ってきた薔薇の花束の花達が咲いてきていた。
 
 
 
ラビ:はい、これ🌹
 
〇〇:急にどうしたの?
 
ラビ:別に…。
 
 
 
突然の訪問に驚いたが、とりあえず
家に迎え入れた。
 
  
 
 
この前のことがあったから、
正直2人きりになるのは気まずいものがあった。
 
 
 
けれど、何故か私は昔からラビのこの落ち着いた雰囲気にのまれやすい…。
 
 
 
喋る時はしつこいくらい喋るのに、
この空気を纏っている時は大人しく、
異様な感じがするのだ。
 
 
 
危険さと儚さを兼ねたような、
けれど、逃げられなく放っておけないズルい雰囲気なのだ。
 
 
 
ラビ:スカイと話し合ったんだって?
 
〇〇:…うん。スカイから聞いたの?
 
ラビ:ううん。ジョイとスカイが話してるのが聞こえた。てか、僕達の番組の字幕つけてるときとかオカシイなとか思ったりしないの?
 
〇〇:え?特には…。
 
ラビ:ふ〜ん。
 
〇〇:なんで急に?
 
ラビ:…ジョイとまだ仲良くしてるの?
 
〇〇:最近は連絡とってないよ。
 
ラビ:そうなんだ。
 
〇〇:ジョイは元気?
 
ラビ:気になる?
 
〇〇:うん。
 
ラビ:あんまりジョイに懐かないでよ。
〇〇に見せる顔と僕達に見せる顔、違うよ?
 
〇〇:え?
 
ラビ:今回のスカイとのことだって全部あいつが仕組んだんだ。
 
〇〇:ん?
 
ラビ:スカイが〇〇に連絡してることを知って、
いい加減にしろ!ってアイツみんなの前で凄く怒っちゃって…。
それから仕事中でもスカイに強く当たるようになってさ…。。。
 
〇〇:そうだったんだ。
 
ラビ:みんなでワイワイしてる時にジョイがスカイに抱きついたと思ったら耳元で、
『早く〇〇から離れてよ?』とか言ってるんだよ。。。
 
〇〇:そう…。
 
ラビ:〇〇の前ではニコニコしてるかもしれないけどさ…、あいつは僕達を〇〇から遠ざけようとしてるよ。
 
〇〇:そう…。
…ん〜、でもそれは私を想ってくれての行動でしょ?もし、スカイがリュヲンちゃんと変な行動してなければジョイもそうしなかったんじゃないかな…?
 
ラビ:そうかもしれないけど…。
〇〇は仕事中に話題にされて、雰囲気悪くなって嫌じゃないの?ジョイのそういう態度。
 
〇〇:仕事中は確かに駄目だと思うけど…。
 
ラビ:僕はそういうの嫌だと思って、
色々と感情を押し殺してきたけど、別にいいの?
 
〇〇:いいのって…。
ジョイは私を心配してスカイに忠告してくれたんだと感じるけど。
それとラビにはどういう関係があるの?
 
ラビ:……。
じゃあ、僕だってスカイの行動を怒るよ?
 
〇〇:できないでしょ…。スカイは大切な後輩(弟)なんでしょ?
ラビはスカイに怒ってるかもしれないけど、
スカイの気持ちも分かってるでしょ?
スカイに寄り添ってあげて?
私は出来ないから…。
お願いね?
 
ラビ:……。
 
 
ラビは俯きながら黙ってしまった。
 
 
 
〇〇:でも、ラビって変わったよね。
出会った頃は強引で怖い感じがしたけど、
今は思いやりが伝わるよ。
凄いよね、成長できる人。
 
ラビ:〇〇が変えてくれたんだよ?
 
〇〇:そうなの?だったら、嬉しいな。
 
ラビ:これからも、きっともっと変わっていくよ。〇〇の隣で。
 
〇〇:ははは(笑)。もう流すことしかできないよ、私には(^_^;)
 
ラビ:ううん、きっと僕を好きになるよ。
だって、〇〇は今スカイを想ってないでしょ?
 
〇〇:なんで?
 
ラビ:だって、僕達と連絡とるようになったから。ジョイに対してだって、隙あげすぎてるじゃん。
今だって。ねぇ?
 
 
 
そう言われ、静かな空間の中、
ラビと目が合う。
 
 
そして、彼は優しく微笑み
私に軽い足取りで近づき、私の頬に手をあてる。
 
 
 
ラビ:ほらね。
こんなにも近くに行ける。
僕をもっと、ちゃんと見て?
 
〇〇:…ッッ/////!!!
 
ラビ:こんな反応するからだよ?
スカイを好きだった時みたいに、
拒否してよ?
それとも、その微妙な気持ちを
忘れさせてあげようか?
 
〇〇:………。
 
 
 
よく見てる。やっぱり。
 
 
彼の言う通りだ。
 
 
スカイと話し合ってから、
私の中のスカイが薄れていってるのを
感じてはいた。
 
 
けれど、スカイにすがっていたい想いもあるの。
 
 
 
嫌いにはなりたくない気持ちと、
忘れたい気持ちの感情が整理がつかない。
 
 
 
(今、ラビを受け入れたら忘れられるの?)
 
 
(きっと、違うよね。)
 
 
でも、この温かい手と甘い言葉に、
寄り添ったら何か分かるかもしれない。
 
 
 
そう感じてしまうほど、
ラビの視線は熱くも優しく、視線を外すことしかでいないでいる…。

 
 
つづく

 

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