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気になるあの子2/5

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気になるあの子2/5


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※ヒョンとの兼ね合いが難しい為、
表現がおかしくなる場合がありますm(__)m
 
 

名前変換

それからは、
スケジュールが合う時は
彼に会いに行った。
 
 
 
彼も次第に打ち解けて
くれるようになった。
 
 
 
 
なので、勇気を出して
誘ってみることにした。
 
 
 
リュヲン:ねぇ、少しだけ
飲んでかない?
 
 
 
送迎車が私の家に
もうすぐ着くタイミングで言った。
 
 
 
断られたらきっと辛いし、気まずいから。

スカイ:…うん、いいよ。

リュヲン:やっっった〜☆

スカイ:喜びすぎ(笑)
 
 
 
そう言う、彼の笑顔を見ると
やっぱり他の男の人とは
違う感情がある事を確認した。
 
 

そして、私の家に招き入れた。
 
 

 
 
スカイ:何もないんだね。
 
リュヲン:うん。家に帰る機会あんまり
ないしね。

スカイ:そうなんだ。

  
私の家にはベッドと冷蔵庫以外
何も無かった。

本当に必要がなかったから。
 
 
 
スカイは私の秘密知ったら
どんな反応するかな?

送迎車のスタッフが
お願いをして買ってきてくれた
お酒を分け、飲み始める。
 
 
 
 
スカイ:ねぇ…、何でリュヲンは
僕に興味もったの?

リュヲン:いつもスカしてるアイドルが
クラブで必死に友達口説いてたから、
どんな人だろう?と思って(笑)

スカイ:クラブ?あ〜、あの時か…。

リュヲン:ヒナと仲良いの?
てか、もしかして付き合ってたりするの?

スカイ:いやいや、それはないよ。
ちょっと聞きたい事があってね。

リュヲン:聞きたい事?

スカイ:うん。それを言わなきゃと思って。
リュヲンには。
だから、今日来た。

リュヲン:???

スカイ:僕には好きな人がいるんだ。
だけど、その人が何処で何をしているか
分からないんだよね。
ヒナちゃんが知り合いだから、
教えてくれるかなって思ったんだけど、
いつも流されちゃうんだよね……。

リュヲン:………………そう…。
 
 
 
 
心が重くなった。
彼をあんな表情にした
女性がいる事実を確信してしまった。
 
 
 
だけど、スカイを諦めたくない。
 
 
 
リュヲン:ねぇ、私はその人の変わりになれない?

スカイ:え!?。……うん、なれないよ。

リュヲン:そっか…。
ねぇ、その人の写真とかないの?
見たいなぁ。

スカイ:今度ね。

リュヲン:…ふ〜んだ。
スカイは私の気持ち知ってるくせに。。。
ズルいよね。

スカイ:ごめんね。でも言わなきゃと思って。

リュヲン:グスン😢
 
 
 
彼に愛されている女性が羨ましかった。
 
 
 
きっと、彼は私に希望を持たせない為に
言ったのだろう。
 
 
 
だけど、無理。
 
 
 
だから、私も賭けにでようと思った。
 
 
 
彼の中に少しでも私をねじ込ませなくちゃ。
 
 
 
だけど、これを言ったら軽蔑するかな?
嫌いになるかな?
 
 
 
そう思って今まで言えなかったけど、
彼に何かインパクトを与えたかった。
 
 
 
 
リュヲン:………この部屋、
なんでこんなに何もないと思う?

スカイ:ん?必要ないからなんでしょ?
ミニマリスト?

リュヲン:そうだけど、違うよ。

スカイ:?

リュヲン:何で事務所のスタッフが
私のワガママを普通以上に聞いてくれるか
知ってる?

スカイ:人気があるから?

リュヲン:違うよ。

スカイ:社長の娘だから?

リュヲン:ん〜、一理あるかもね。
でも、本当の娘じゃないのは、
周知の事実じゃん。

スカイ:じゃあ、何?

リュヲン:…スポンサーが沢山いるからだよ。
私に。

スカイ:?

リュヲン:………スカイに言おうか迷ってたけど、
スカイがズルいから言っちゃった☆

スカイ:それって……もしかして?

リュヲン:うん。体の関係ももちろんあるよ。仕事の後に大体ある。だから、家にはめったに帰れない。
だけど最近、それが辛くなって行けないの。
好きな人ができたから。

スカイ:…………。

リュヲン:責任とってよ?

スカイ:…。そんな事しなくても、
大丈夫だよ。充分実力あるじゃん。

リュヲン:笑わせないで(笑)
実力なんてみんなあるの。
ほとんどが運なのよ。
それを私は全力で取りに行くの。
小さい頃からそうやって教わってきた。

スカイ:そんなの………。

リュヲン:ねぇ、本当の愛って何?
スカイみたいに好きな人を一途に思うことなの?
それが叶わなかったら、どうなるの?
どうするの?

スカイ:………。

リュヲン:好きな人とのキスってどんな感じなの?教えてよ?
 
 
 
スカイの唇に触れようとする。
 
 
 
けれど、彼はそれを拒否した。
 
 
 
スカイ:僕も本当の愛は分からない。
だけど、今僕達がキスをしてしまったら、
永遠に分からないかもよ?
少し落ち着いて?

リュヲン:…………。
なにそれ…(笑)

スカイ:今日は用事ないんでしょ?
しばらく、辞めてみなよ。
社長に話してみようよ?
僕も一緒に行くから。
 
リュヲン:(笑)。
もう、帰って。
そんなの求めてないから。
 
 
 
 
 

(何それ。
今、抱きしめてよ。
辛かったねって心配してよ。)
 
 
 

(じゃあ、今日の夜はどうすれば、
乗り越えられるの?)
 
 
 
 
(やっぱり、
本当に欲しいものは
私には手に入らないんだな。)
 
 
 
 
 
スカイ:…大丈夫?

リュヲン:大丈夫だよ。
話聞いてくれて、ありがとう。
スカイの好きな人見つかるといいね☆
じゃあね。
 
 
 
きっと、彼も風景の一部だったんだ。
勝手に興味持って、気に入っただけ。
それだけだ。
 
 
 
私に興味がないなら、
気にしなければいい。
 
 

そうすれば、傷付かないから。
 
 
 
彼を帰したあと、
スマホに来た連絡を漁る。
 
 
 
 
私に夢中なスポンサークラスの男性達。
 
 
 

この人達と付き合っていれば
寂しくない。
 
 

社長も褒めてくれる。
グループも売れる。
ファンも増える。
 
 

そして、みんな私に興味を持つ。
 
 
 
だけど、なんで、
こんなに足取りが重いのだろう。
 
 
 
 
どうして、この温もりが彼だったらって
考えてしまうのだろう。
 
 
 
温かいはずなのに、寒いのは
どうしてなの?
 
 
 
 
つづく

 

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