気になるあの子5/5
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※ヒョンとの兼ね合いが難しい為、
表現がおかしくなる場合がありますm(__)m
(ゥッ……………どうして………)
舞台上のライトが、いつもより眩しく感じる。
いつもの発作は収まったはずだった。
今また出ないでよ…。。。
ただただ気力だけで、ステージを終え、
笑顔を絶やさないまま裏にはけていった。
その瞬間、フッと足に力が入らなくなる。
(あ、倒れる。)
(あれ?……………倒れない?)
意識が朦朧とする中、
私はスカイの腕の中にいた。
スカイ:大丈夫だから…
そこから記憶はない。
楽屋のソファーで起きてから、
状況をメンバーに聞いた。
それから、1日のスケジュールを終え、
帰宅した真夜中、彼はいた。
私の家の前に。
リュヲン:どうしたの?
スカイ:どうしたのって、体調大丈夫なの?
リュヲン:あぁ、初めてやらかしちゃった…。
もう、大丈夫だよ。あんな姿見せちゃって恥ずかしいな…。
スカイ:ねぇ?頑張りすぎじゃない?
少しは弱いところを見せてもいいんだよ?
良いチームじゃん、リュヲン達。
リュヲン:うん、そうだけど…。
私は私の価値を下げたくない。
全部を完璧にしたい。それがみんなへの恩返しだから。
スカイ:………じゃあ、僕の前だけでも少しは力抜きなよ?大丈夫だから。
僕もその気持ちは分かるから。
それは、分かるでしょ?
リュヲン:…………うん。
スカイ:僕の前でも完璧でいたい?(笑)
リュヲン:…好きな人の前なんだから当たり前でしょ。
スカイ:(笑)
彼は私が好きな、クシャクシャの笑顔で笑った。
(この笑顔が戻ったのも、彼女のお陰か…。)
(もう、私は本当に用済みだな。。。)
リュヲン:ありがとね。心配してくれて。
もう帰りな?彼女、悲しむよ。。。
スカイ:僕は、リュヲンに救われたんだ。
だから、次は僕が恩返しさせて?
リュヲン:………私は大丈夫。
発作は1人で直せるから。
スカイ:今日は?
リュヲン:それは…。もう、あんなミスはしないから。じゃあね。
そう言い、家の中へと入った。
私は大丈夫。
そう、奮い立たせてこれからのスケジュールをこなすはずだった。
だが、出来なかった。
無理だった。
どうしたら、この発作が収まるの?
苦しいよ。助けて。誰か…。
その度にスカイは現れた。
私達は、元の関係に戻りつつあった。
そうすると、発作が消えていた。
それを察した社長が、スカイにリュヲンを頼むとお願いをしていたのは、後から知った。
私は次第にスカイに依存するようになっていた。
ただ、彼には彼女がいる。。。
ある日、彼女は事務所前にいた。
以前見かけた時は、綺麗な人だったのに
何故か少し違っていた。
彼女に似合わない着飾り方をしていた。
まるで、私達アイドルのように…。
スカイは彼女に気付かず、私に向かってきたので、焦った。
だが、その心配も無用だった。
彼女はアルマとタクシーに乗り何処かへ行ってしまった。
スカイは見たこともない悲しい顔をしていた。
(やっぱり、彼女は彼を分かっていない。)
リュヲン:私はソムニョにもなれていないけど、スカイとは通じるものがあると思っているよ?彼女、あのままでいいの?
スカイ:……うん。僕の力不足だったんだ。。。
リュヲンごめん、家に帰るね。
リュヲン:うん、頑張ってね。
スカイはタクシーに乗りながら手を振り、
彼女の家へ帰っていった。
それからも、彼とは曖昧な関係が続いた。
私達はそれが1番心地よかった。
おわり…?
あとがき:元々は5話の短編で終わらせようと思っていましたが、段々とリュヲンが好きになり、後の方が長文になりましたm(__)m
そして突然の終わり方になってしまいました😂
まだ続編書きたい気持ちが…😱
ここまで読んで頂き、ありがとうございます🌟
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