#035 〜女子会〜
〜日本〜
自分の家に着くと、
少しホッとしたような、
懐かしいような感じがした。
引き払おうとしていたこの家は、
弟が住むことになった。
家具等ももらいたいとの事だったので、
正直面倒が減って嬉しかった。
少しの必要なものと、
いらなくなった必要だったものを、
分けながら片付けをした。
♪着信♪
ヒナからだった。
〇〇:『ヒナ!無事に帰ってきたよ!
今後宜しくね😄』
ヒナ:『おかえり!うん!今後宜しくね!と、
韓国住むの決めてくれてありがとう💕』
〇〇:『こちらこそ!』
ヒナ:『それで、明後日、
一緒に韓国向かうって事で、大丈夫なんだよね?
キラが飛行機のチケット〇〇の分も
とってくれるらしいんだ!』
〇〇:『うん、大丈夫!え!?ありがとう。』
ヒナ:『了解〜!伝えておくね!
じゃあ、明後日ね!』
〇〇:『はーい!』
トントン拍子に進んでいく、
この日常に少しワクワクした。
そして、数日後、
ヒナと空港で待ち合わせて、韓国へ渡った。
〜韓国〜
空港に着き、タクシーでこれから住む家へ
向かった。
私達の荷物は大きいキャリーバッグに入るくらいのものだった。
家へ着くと、
やっぱり立派な部屋だと改めて思った。
ヒナ:凄い家だな(笑)
〇〇:だね(笑)
ヒナ:さて!それでは引っ越し祝いしよ✨
〇〇:うん!
チキンとピザの出前を頼み、
お酒は近くのマート見学がてらに
買ってきた。
ヒナ:今日は誰から連絡きても、
私達の女子会に誰も入れないことにしよう!(笑)
〇〇:はーい!(笑)
そして、ヒナはインターホンの音量も消音にした。
ヒナ:ではでは、今後とも宜しくねー!
〇〇:かんぱーい!
ヒナとガッツリご飯を食べながら、
話をした。
とても久しぶりで、お互い沢山話したい事がある。
何も気負わずに話せる友達がいることに、
感謝をしつつ、お酒が進んだ。
ヒナ:でさ、今は〇〇は誰が好きなの?
〇〇:誰かな…?
ヒナ:またまたぁ〜(笑)
やっぱ最初の印象のアルマ?
〇〇:う〜ん。
ヒナ:何なに!?違うの!?どーした!?
〇〇:何ていうか、アルマの事が多分好きな
練習生の子がいてさ、結構一緒に練習してたり、
相談のってるみたいで。
ヒナ:それで?何でそれ知ったの?
〇〇:アルマが言ってくれた。
たまたま送迎の時に会ってね、
後から説明してくれたんだ。
その子の事、デビューするように応援したいんだって。
ヒナ:なるほどね〜。それで〇〇は嫌だと思ったの?
〇〇:ううん。良い人だなって思ったよ、アルマの事。
だけど、そこに関わると面倒くさい事になりそうじゃない?
ヒナ:え!?急に?(笑)
ん〜、でもそれは今〇〇が選べる立場だから、
そんな風に余裕なんじゃないかな?
〇〇:そうなのかなぁ。本当に嫌な女じゃん(笑)
ヒナ:まぁ、それは仕方ない(笑)
でもさ、そこでアルマもよく気付いて説明したよね。
アルマも練習生が好きだって気付いてるの?
それだったら、ちょっと微妙じゃない?
〇〇:気付いてなさそうかな?
ジョイに説明したほうがいいって言われたから、
説明するけど〜、、、みたいな感じだったよ。
ヒナ:ジョイ!私は今回〇〇が韓国住むのを協力してくれた、
ジョイさんを推すよ(笑)
〇〇:え!?何急に(笑)
ヒナ:いやさ、ほら、よく考えてみて。
こんなにすんなり、今回韓国住めるようになったのって
結構ジョイが色々手伝ってくれたからじゃない?キラも大きいけどさ。
〇〇:それは、あるよね。
ヒナ:しかもさ!多分話を聞いてると、
多分、多分だけど、、、ジョイとは体の関係なくない!?
〇〇:そうだね〜。
ヒナ:それだよ!そこだよ!私が1番推すところは!
〇〇:そう?
ヒナ:うん!大切にされてる感じするじゃん!
〇〇:う〜ん。。。
ヒナ:え〜?違うの?
〇〇:いや、多分大切にしてもらってる。
だけど、何となくなんだけど…。
最初の印象と違いすぎて、信用できないっていうか…。
ヒナ:あ〜、最初最悪だったよね。(笑)。
〇〇:うん。だからさ、少し考えてみたんだけど、
他の人とかに負けたくないから、好きなだけなんじゃないかな〜って思って。。。
好きになる対象は誰でも良くて。
ヒナ:本当に?そんな風には見えないよ?
それだったら、手出すんじゃない?
自信ないのかな?
〇〇:え!?(笑)そこ(笑)?
ヒナ:うん(笑)。あ、でもこれは私がジョイ推しだから、
ジョイにプラスになればと思って告げ口するけど。。。
〇〇:なに?
ヒナ:友達がさ、ジョイは最近遊んでるって
噂が無くなったって言ってるんだよね。
〇〇:ジョイって遊んでるの?女遊びってこと?
ヒナ:うん。結構そうゆう噂聞いてたみたいなんだけど、
最近全然聞かないから彼女できたんじゃないかって
話題になるらしいよ?
〇〇:そうなんだ〜
ヒナ:だから、それ程本気なんじゃないのかな?
〇〇:う〜ん。
ヒナ:ラビはどうなの?あいつはあの事件以来、
ないけどね。私は。
〇〇:あの事件はまぁ、本当に反省してるみたいでさ。
何ていうか、守ってあげたくなるんだよね。
ヒナ:え〜、なにそれ?
〇〇:離れないでとか、本当に絶望感な雰囲気だされると、
私しかいないんじゃないかって思わされちゃって…。
ヒナ:ないない〜。
〇〇:でも、家もゲーム部屋とか作ってくれて、
趣味合わせようとしてくれたりしてくれるし、
たまにドキッとするんだよね。何でか。
ヒナ:それは、ただ顔がいいからだよ。
趣味はアルマのが合うんじゃない?
〇〇:そうだね〜。アルマといると素でいれるかな〜。
ヒナ:ところで、スカイは?
色々面白い子だよね?(笑)
〇〇:うん(笑)
ヒナ:話し聞いてると、ジョイよりスカイのが
負けず嫌い感凄くない?
〇〇:そうかも(笑)
でもね、何だか色々見透かされてる気がするのと、
何となく信頼できるんだよね。
スカイからの好きは。
ヒナ:お?結構スカイいい線?
〇〇:分からない〜。でも、一緒にいて、
え?付き合ってる?って思う。
これって好きなのかな?
ヒナ:そうなんじゃない?
〇〇:でも、スカイと付き合ったら、
皆ともう、連絡とれなそう(笑)
ヒナ:あ〜、分かる(笑)。
友達ではいたいよね。普通に。
こんな考え最低だろうけど。
〇〇:そうなんだよね。
普通にさ、良い人だし、話しやすいし、
でも、それって誰かと付き合ったりしたら、
全部なくなるのかな?
そう考えると、怖い。
ヒナ:そうだね〜。
その時になって、やっと分かるのかもね。
それぞれの本当の姿が。
〇〇:変わらないでいたいな。
このまま。。。。。
ヒナ:わがまま〜(笑)
〇〇:ですよね〜(笑)
ヒナ:でもでも、どうなっても
私達の友情は変わらないよ〜!
〇〇:ありがとう〜!
ヒナ、〇〇:かんぱーい!
〇〇:ヒナはさ、キラと付き合うんでしょう?
ヒナ:多分ね〜。今が1番楽しい時期だよね。
でも最近、マネージャーのジュンスさんと食事行ったりしてる(笑)
〇〇:え!?ほぇ!?
ヒナ:私も最低なんだわ(笑)
〇〇:私もって(笑)!
ヒナ:まぁまぁ、楽しんで生活しようよ!
〇〇:だね!
ヒナ、〇〇:かんぱーい!
ドンドン
ドンドン
ドンドン
ドンドン
ドンドン
玄関が物凄い勢いで叩かれた。
ヒナ:消音にした意味(笑)
〇〇:着信も凄いきてた〜
ヒナ:モニターみてみよう〜。
キラは絶対にいるよね。
ここまで入ってこれるんだから。
〇〇:だね~
ヒナ:って、全員いるわ(笑)
そして私達は玄関に迎えに行き、
皆を招き入れた
つづく
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