#032 韓国旅行編6
スカイと会うといつも
スカイのペースになる。
今現在もスカイの腕の中で
私はその欲に溺れていき、
そのまま甘えたくなる。
それを全部受け止めてくれる
この人は何なのだろうか。
スカイの事が好きなのか、、、?
そう感じるほど、この空間は
居心地がよく、全部で好きだと伝えてくれる。
贅沢だ。
そんな事を思いながら
腕枕をしてくれるスカイの顔を見ると
優しくニコッとしながらスカイは
スカイ:好きになった?
と、冗談っぽく言う。
〇〇:うん…
スカイ:嬉しいな〜。
でもヒョン達も好きなんでしょ?
〇〇:……
スカイ:いいよ。別に。
スカイはまた私の目をジッと見て、
微笑む。
そして、長いキスをする。
それの繰り返しで、
雲のような夜が空けた。
朝は珍しくスカイが先に目を覚ましていた。
〇〇:…珍しい、朝起きれるじゃん
スカイ:うん、最近調子がいいと
起きれるようになってきた!
〇〇:モーニングコールのお役目も終了かな?
スカイ:それは、いつまでもお願い(^^)
〇〇:笑
スカイ:今日はさ、行きつけのジム行くんだけど
一緒に行こうよ!
〇〇:ジム?え〜…
スカイ:ほら、…ね?
そう言い、私の脇腹を掴んでニヤけた。
〇〇:ちょっと!怒
スカイ:www
〇〇:わかったよ〜
そして、スカイお手製のドリンクを
飲まされ、ジムへ向かった。
ジムのトレーナーに教わりながら、
色々な機械で運動したり、
ヨガストレッチをした。
スカイは時々こちらを見て
爆笑しながら、運動していた。
運動してるスカイは
汗だくで真剣でかっこよくみえた。
スカイに見惚れていると、
視界が暗くなった。
目を後ろから誰かに塞がれた。
耳元で
???:あんまりスカイのカッコいい姿
みないで?
と言われた。
〇〇:アルマ?
アルマ:せいかーい(^^)
〇〇:よくここ分かったね!
アルマ:スカイに連絡したんだよ!
どこいるんだ?って。
〇〇:そうなんだ!
アルマ:〇〇にも連絡いれたんだけど?
〇〇:あ!ごめん!あんまり携帯みてなかった!
アルマ:そんなに、スカイといるの楽しかった?
隣に座って、アルマは少し嫉妬しているように
聞いてきた。
〇〇:え?
アルマ:僕はどうしたら、楽しませてあげれる?
そう言い、アルマは近づいてきた。
〇〇:アルマ?
そして耳元で、
アルマ:布団がふっとんだ〜
〇〇:プッッッwww
アルマ:良かった〜!笑ってくれた!
〇〇:それ、調べたの?w
アルマ:うん!
それから、くだらないギャグを日本語と韓国語で
教え合ったりしていた。
スカイ:アルマヒョン、運動しないんですか?
アルマ:〇〇迎えにきただけだから!
スカイ:これから何処か行くんですか?
アルマ:レストラン予約したんだよ
〇〇:え!?そうなの?
スカイ:僕も行きます
アルマ:お前は仕事でしょ。
〇〇:そうなの?
スカイ:予定ずらします
アルマ:またか?やめなさい。
〇〇:うん、仕事頑張ってね。
スカイ:…
スカイは私の腕を引っ張り、
自分に寄せて、キスをした。
アルマ:スカイ!
アルマは慌てて私達を引き離した。
スカイ:後で荷物ヒョンの家に届けます。
〇〇:時間大丈夫なら、今から取りに行くよ!
スカイ:嫌だ。後で行く。
〇〇:…わかった。
そうして、スカイは仕事へ向かった。
私達もジムを後にし、
アルマの運転する車に乗り
レストランへ向かった。
素敵なレストランに着き、
食事を堪能した。
食事が終わる頃、
アルマは小さな箱をテーブルに置いた。
そのアルマをみると顔が真っ赤だった。
〇〇:これは?
アルマ:プレゼント
〇〇:どうして?
アルマ:いつもゲーム付き合ってくれるお礼。
〇〇:いいのに。私もやりたくてやってるから。
アルマ:僕もプレゼントしたくて。。。
〇〇:沢山もらってるよ?
アルマは早く受け取ってほしいという雰囲気で
見つめている。
〇〇:ありがとう。開けていい?
アルマ:うん
箱を開けると、
素敵なピンクゴールドの
エタニティリングが入っていた。
〇〇:綺麗〜。ありがとう!
さっそく、指輪にはめてアルマに見せた。
アルマはまた真っ赤にしながら、
アルマ:気に入ったかな?似合うよ!
〇〇:うん!ありがとう!
なんか、プロポーズされてるみたい(笑)
アルマは目をキョロキョロさせながら
瞬きをして
アルマ:プロポーズはもっと素敵にするよ!
と言った。
そんなアルマを見ていると、
自分まで恥ずかしくなったけど、
それ以上にアルマが可愛くて、愛おしく感じた。
アルマ:それと、鈴木さんの事なんだけど、
ただの練習生で相談や練習を
一緒にしてるだけなんだ。
〇〇:うん
アルマ:鈴木さんはアイドルデビューに
向けて真剣で、僕もその相談に
真剣になって考えてあげたいと思ってるんだ。
〇〇:うん
アルマ:だから、女性として見てる
わけではなくて、先輩として相談にのったり、
練習してるだけだよ。
〇〇:うん、どうしたの?急に。
アルマ:ジョイに言われたんだ。
鈴木さんの事きちんと説明したほうがいいって。
確かに考えたら、そうかもなと思って。
何にも気にしてなかったけど、ごめんね。
〇〇:そうだったんだ。
うん、説明ありがとう。
そうして、私達はレストランを後にして、
アルマの家へ向かった。
アルマの家へ着くと、
私達は早速、ゲームの世界へ没頭した。
隣り合わせに座り、
アルマは時々ゲームではなく、
こっちを見つめているので、
〇〇:ちゃんと集中して!
と、言った。
アルマ:ちゃんと、ゲームはやってるよ。
ただ、嬉しくて。
アルマは指輪をはめている指をなぞり、
私の手をとり、恋人繋ぎをした。
〇〇:ちょっと!動かせないよ!
アルマの方を睨みつけるように見ると、
そのままキスをされた。
〇〇:!?
さっきまでのアルマとは違う雰囲気に
戸惑った。
アルマは長いキスの後、指にもキスをし、
また長いキスをした。
そして、首筋にもキスをしていき、
私は座ったまま全身にキスをされた。
とても柔らかく、甘いその感触に
私はどうにかなってしまいそうになった。
それを触ると、とろけるように
吸い寄せられる。
ピンポーン
インターホンが部屋に鳴り響く。
アルマも私も一旦我に返り、
お互い顔が赤くなった。
アルマ:…スカイだね。
荷物受け取らなくちゃね。
そして、スカイを招き入れた。
荷物を抱えて入ってきた
スカイは私の顔をみて、
ため息を付きながら、
荷物を降ろした。
〇〇:ありがとう。
荷物を受け取った手を取り、
スカイ:これ、何?
アルマからもらったリングを指していた。
〇〇:プレゼント
スカイ:アルマヒョンから?
〇〇:うん
スカイは返事を聞くと同時に
取った手を自分の方へ引き寄せ、
私を抱きしめた。
その腕は力強く、そのまま、
長いキスをされた。
アルマ:おい!
アルマは反対から私を抱き寄せ、
スカイを静止しようとした。
スカイは聞かなかった。
そして、言った。
スカイ:ヒョンは純粋だと思ってたのに、
よく、この状況に耐えられてますね。
それとも遊びだから?
僕は真剣だから、〇〇をもて遊ばないで下さい。
アルマ:そんなつもりはないよ!
こっちだって真剣なんだよ!
スカイ:〇〇?どっちがいい?
こんなリングが良かったら買ってあげるよ?
〇〇:そんな言い方…
アルマ:遊びなんかじゃないよ?
〇〇:うん…
前後抱きしめられながらの
状況に、逃場がない。
2人に抱き抱えられ、
ベッドルームへ移動し、
強く求められた。
2人共、私と2人きりのときには見せない、
その強さに逆らえない。
だか、違う甘さの2人に、
ただ為す術もなく、
甘美に浸るだけだった。
そして、そのまま
アルマとスカイの腕の中で眠りについた。
〜翌朝〜
良い匂いがして目を覚ました。
アルマが美味しそうな
朝食を用意してくれていた。
アルマ:昨日はその…。ごめんね。。
大切にしたいのに。。。
そう言い、私の髪を撫でた。
〇〇:ううん。分かってるよ。
アルマと一緒に朝食を食べ終えた後、
まだ起きないスカイを起こしに行った。
〇〇:スカイ?起きて?
スカイは眠そうに目を少しずつ開けながら、
私にキスをした。
スカイ:美味しい
〇〇:アルマが朝食作ってくれたよ
スカイ:〇〇の手料理が食べたい
〇〇:今度ね
スカイをリビングまで促し、
準備の催促していると、
ラビからラインが入った
ラビ:『やっと今日は僕の家だね!
今日事務所でみんなで会議だから、
アルマヒョンの車に荷物積んで一緒に来てね!』
ラビからの連絡をアルマに説明し、
それぞれ支度を済ませ、
事務所へ向かった。
事務所の駐車場に着くと、
ラビが待っていた。
ラビ:〇〇〜!待ってたよ〜!
あれ?スカイもいるの?
スカイ:いますよ〜。
荷物ヒョンの車に移動しますね。
〇〇:ありがとう。
荷物の移動を終え、
事務所の応接間で待っていていいと言われたが、
街をブラブラしたいので、断り、
市街地見学をした。
途中、香水を作れるところがあり、
メンバーそれぞれのイメージの香りを
調香し、凄く小さくて可愛いビンに
入れてもらった。
〇〇:(香りの好みあるだろうけど…。)
(いつも貰ってばかりだから、、、)
プレゼントをあげることを考えると
何故か凄く嬉しくなった。
みんなも、こんな気持ちなのだろうか?
そんな事を考えていると、ラビから
何処にいるかと連絡が入り、
迎えに来てもらった。
つづく
🌙インスタ🌙
@lunapiiiii
@kms_novel_loon