#030 韓国旅行編4
ホテルに着きドアを開けると
スカイとラビがいた。
〇〇:ラビもきたんだね!
ラビ:うん!電話をたまたま聞いて一緒にきたよ!
スカイ:全くですよ…。それより、ジョイヒョンもきたんですね。
ジョイ:うん、こっちもスカイ来るって聞いて一緒に来た。
〇〇:あ、ジョイ荷物ありがとう!ここに置いて下さい。そして本当にありがとう✨
ジョイ:そんなに、喜んでくれるならいつでも何でも言って。お姫様(^^)
〇〇:もぉ〜(笑)でも、ありがとう。
スカイ:それ、どうしたの?ヒョンに買ってもらったの?
〇〇:うん!
スカイ:それで?ヒョン大好きになっちゃった?
スカイは呆れたようにこちらを
見ている。
ジョイ:やめなよ。僕がやりたくてやったことなんだ。
スカイ:ヒョンとは付き合わない方がいいよ。女沢山いるもん。
ジョイ:ちょっと!!ひどいな〜!(笑)
ジョイは場を和ますように、
笑いながら言った。
〇〇:女沢山いるんだ(笑)
ジョイ:ちょっと〜(笑)!もういないよ。
ラビよりは経験少ないし。
ラビ:!!!
ラビは急に話を振られてビックリしていた。
〇〇:そうなんだ(笑)
ラビ:いやいや、ないない。
そう言い、ジョイを静かに睨んだ。
場の空気が少し重く感じたので、
話をそらすことにした。
〇〇:そうだ!さっきお酒買ってきたんだ!
今グラス準備するから飲もう?
スカイ:手伝うよ〜
そして、お酒を飲み始めた。
スカイ:そうだ!今日コレ持ってきたよ!
スカイはカバンからSwitchを取り出した。
スカイ:みんなでマリオやろ〜!!
〇〇:わぁ!最高!楽しそう(^^)
スカイ:嬉しい?
スカイはSwitchから顔を覗かせて
微笑んでいた。
〇〇:うん!ありがとう。
そして、ゲームで盛り上がっていた頃、
ピンポーン
部屋のチャイムが鳴った。
除き穴から覗くとアルマが立っていた。
扉を開き招き入れる。
〇〇:どうしたの!?なんか疲れてない?
アルマ:やぁ、来ちゃった。
そう言い、私の頭を撫でながら部屋に入って来た。
アルマは頭がビショビショで、全体的にダルそうな感じに見えた。
スカイ:アルマヒョン!?今日ダンス練習じゃなかったんですか!?
アルマ:終わらせてきたよ〜。その後すぐ来た。
スカイ:シャワーも浴びないで来たんですか(笑)
アルマ:やー!お前が勝手にホテルチェックアウトの手続きするからだろ!
スカイ:だって、もったいないじゃないですか!
〇〇:え?そうなの?
アルマ:聞いてないの?
スカイ:明日から僕の家おいで。
〇〇:え?荷物も沢山ここに持ってきたのに?
アルマ:勝手にそういうのやらないの〜。
せっかくホテルで明日ゆっくりしようと思ったのに。
〇〇:どうしよう。。。
アルマ:〇〇は心配しないで大丈夫だよ。
僕の家においで。それにしても、荷物増えたね(笑)
〇〇:うん(笑)
ジョイ:それだったら、僕の家にもう少し置いておくんだったね(笑)僕の家にくる?
〇〇:ははは(笑)本当にそうだね。
ラビ:僕の家においで。
〇〇:……どうすれば?
スカイ:とりあえず、明日は僕の家ね。
荷物は全部持っていくよ。
アルマ:じゃあ、次の日からおいで。
ジョイ:じゃあ、次の日(笑)
ラビ:じゃ、次の日から僕の家だね。
〇〇:え?荷物移動辛くない?(笑)
スカイ:なんでこんなに買ったの?
〇〇:だって…。
ジョイ:いいんだよ。どうせこっちに住んだら必要でしょ?買ったらすぐ使いたいよね。
ラビ:僕が移動手伝うよ。
〇〇:ありがとう。
スカイ:いいですよ。僕が勝手にしたんで、
僕がやります。
アルマ:それにしても、荷物どうしてこんなに増えたんだ?
スカイ:ジョイヒョンが買い与えたんですよ。
アルマ:お?そうなの?や〜、俺のも買ってくれよ〜
ジョイ:いやですよ(笑)
アルマ:おっ!マリオパーティじゃん!
〇〇:みんなでやってたんだよー✨
一緒にやろう!
アルマ:いいね!
そして、またゲームで盛り上がった。
お酒も飲みながらだったので、
みんな程よく酔ってきた。
アルマ:ちょっと、シャワー借りるね!
〇〇:うん!行ってらっしゃい。
スカイ:はぁ〜、疲れてきた。このまま寝ようかな。
〇〇:明日はお休みなの?
スカイ:9時から少し事務所で仕事ある〜。
午前中だけだからすぐ終わるから、
終わったら迎えに来るね。
〇〇:みんな同じ?
スカイ:うん。
ラビ:起こしてくれる?
〇〇:分かった〜。
ジョイ:僕はそろそろ帰るよ。
〇〇:うん、送るね。
ジョイ:ここで、大丈夫だよ。人目もあるから。
ありがとう(^^)
ジョイと玄関まで一緒に行き、さよならの挨拶とお礼をした。
〇〇:今日は本当に沢山買ってもらって、ありがとう。
ジョイ:うん。また必要なものあったら言ってね。
〇〇:ありがとう。
ジョイは暫く私の目を見つめた後、
ジョイ:…ポッポしてくれる?(笑)
照れ隠しなのか、笑いながら、ホッペを
差し出してきた。
〇〇:(笑) チュッ
ジョイ:ありがとう(笑)じゃあね(^^)
〇〇:うん(笑)気をつけてね!
手を振りながら扉を閉めて、ジョイは帰った。
部屋へ戻ると
スカイとラビは細目をしてジト〜っとこちらを
見ていた。
スカイ:物でつられる女だったとは(ー_ー)
ラビ:本当に(ー_ー)
〇〇:(ー_ー)
スカイ:明日、何したい?
ラビ:海いかない?
スカイ:ヒョンも来るんですか!?
アルマ:それ、いいね〜!行こうよ!
アルマはお風呂上がりの髪を拭きながら
部屋に来た。
スカイ:アルマヒョンも!?
〇〇:この前海行けなかったし、
行こうか。
スカイ:…はぁ〜、行きますけど、帰りは僕の家にヒョン達は入れないですよ。
そんな話をしながら、またお酒をみんなで飲み始めた。
部屋から眺める韓国の素敵な夜景を眺めていると、これからの事が少し不安になった。
アルマ:綺麗な夜景だね。明日は夜景みながらゆっくり過ごしたかったな。
後ろから抱きしめながら、アルマは言った。
〇〇:そうだね。でも海も楽しみだよ。
アルマ:そうだね。
〇〇:アルマ、酔ってるの?(笑)
アルマ:少しだけね。体力がないところにお酒入れたからかな。
でも、今は凄く落ち着く。
そう言って、アルマは暫く私を抱きしめたまま、
無言で夜景を眺めた。
だんだんとアルマは私に体重をかけてきて、
ガクンっとなった。
〇〇:アルマ!?大丈夫?
ラビが急いでアルマを支えてベッドへ
持っていった。
ラビ:ヒョン寝てる(笑)
〇〇:倒れたんじゃなくて?大丈夫かな!?
ラビ:うん、大丈夫だと思う。
ダンス練習の後、急いできて疲れたんだと思うよ。
〇〇:そっか。良かった。
アルマの頭を優しく撫でた。
隣をみるとスカイも寝ていた。
〇〇:スカイも寝ちゃったんだね。
ラビ:うん。〇〇もそろそろ寝な?
〇〇:ラビは?
ラビ:僕も寝るよ。場所ないからソファー行くね。
〇〇:私がソファーで寝るからベッド使って。
明日仕事の人が優先です!
ラビ:…ん〜、じゃあ、みんなの隣で寝かせるの嫌だから、僕がベッドで寝るね。
〇〇:うん(^^)
ラビは私の腕をひっぱり、近づいてキスをした。
ラビ:おやすみ。
〇〇:!お、おやすみ。
私は足早にソファーに行き横になった。
よく寝れなかったので、余っていたお酒を
がぶ飲みして眠りについた。
〜朝〜
スカイ:くくくく(笑)
ラビ:ははは(笑)
アルマ:静かに(笑)
くすくすと笑う声に目を覚ました。
〇〇:あ、おはよ〜。
スカイ:めちゃくちゃな寝顔だったよ(笑)
〇〇:え!?ほんと!?てか、1番起きるの遅かった〜。
時間大丈夫!?ごめん、起こせなかった〜。
ラビ:まだ大丈夫だよ。(笑)
アルマ:はい、ヨダレこれで拭きな〜(笑)
タオルを差し出されてヨダレだらけな
自分に気付いた。
〇〇:はずかしい〜(笑)ありがとう。
スカイ:はいコレ。ルームサービスのスープ。
良く飲んで酔いを醒ましてね!
〇〇:ありがとう〜。
そして、3人は仕事へ向かった。
シャワーを浴び、午後からの準備をしてる
最中に、昨日ジョイに買ってもらった
お気に入りのバックを見つめながら
考えを巡らせた。
〇〇:(いつか、誰かを好きになるんだろうか。)
失恋の痛みがまだ消えていない。
まだ、元カレを思い出す。
あの幸せと今の幸せを比べられる?
ただ、みんなの好意は本気だと思ってきた。
最初はただ、寂しさが埋まればいいと思っていた。
向こうもただ、遊びたいだけで、丁度いい女がいた程度のものだと思っていた。
こうやって時間が過ぎれば分かるのかな。
お互い傷つけるだけなのかな。
やっぱり分からないから、ただ流れに任せよう。
水が流れるように。
ただ、そこに身をまかせよう。
そして、いつか答えが見つかりますように。
つづく
🌙インスタ🌙
@lunapiiiii
@kms_novel_loon