#034 韓国旅行編〜最終回〜
3人がガヤガヤと帰ってきた。
〇〇:おかえり〜!ご飯できてるよ!
ラビ:わ〜!今日もありがとう!
君たちも僕の奥さんの手料理
食べていきなよ!
スカイ:もう食べたことありますけど。
スカイは少しムスッとした口調で椅子に座った。
ジョイ:どれも、美味しそうだね〜!
本当にいい奥さんになりそうだ!
〇〇:ありがとう(^^)
ラビ:さぁさぁ、食べたまえ
ジョイ:こいつは、ウザいけど?(笑)
そうして、みんなでご飯を食べ始めた。
そして、各自ダラダラしたり、
携帯をいじったりと、
無言の時間を過ごしたりした。
なんだか、ここに溶け込んでる自分が
少し不思議だった。
(少し前まで失恋で落ち込んでいたのに…。)
そんな事をボーっと思いながら
片付けをしていた。
ジョイ:どうしたの?片付け手伝うよ?
〇〇:わ!ビックリした!
ジョイ:ごめん(笑)体調悪い?
〇〇:ううん、違うの。
ボーっとしてただけ(笑)
ありがとう。ジョイもゆっくりしてて(^^)
ジョイ:本当?大丈夫?
今日さ、この後僕の家移動できそう?
疲れているなら、このままラビの家で大丈夫だよ?
〇〇:疲れてないよ!荷物もあるし、
明日そのままタクシーで空港行こうかなって
思って。
スカイ:え!?もう帰るの!?
〇〇:うん。
スカイ:聞いてないよ!何で言わないの!?
送るの調整できたのに〜。
〇〇:みんなここ最近、忙しそうだったから。
これ以上迷惑かけられないよ。
ラビ・ジョイ:そんなの関係ないよ!
〇〇:ごめんね。。言わなくて。
スカイ:アルマヒョンは知ってるの?
〇〇:言ってない。
すぐ、こっちに引っ越しする予定だから
大丈夫かなって思ってた。
ジョイ:決めてくれたんだね。ありがとう。
ラビ:それは、嬉しい!
けど、、、言ってよ〜。
スカイ:本当だよ!アルマヒョンに伝えるね!
〇〇:あ、ついでにラビのゲーム部屋凄いよ!
って伝えて。
スカイ:?なにそれ? 分かった〜
ジョイ:なにそれ?(笑)ちょっと見てくる。
ラビ:ヒョンに言わないで。
毎日来たら困るから。
スカイ:は〜い
そうして、色々とリビングで3人から
説教され、時間が過ぎた。
〇〇:ごめんなさい。
タイミング完全にミスりました。
そして、こちらに住むことに決めました。
これからも、宜しくお願いします。
ソファーに3人を座らせて、
その前で私は土下座をした。
ジョイ:そこまでしなくても。。。
なんか、日本のドラマ見てるみたい(笑)
スカイ:〇〇は本当に
僕のスケジュールを考えないな〜
ラビ:いつこっちに住むの?
〇〇:多分、1週間もたたないうちに来るよ。
ヒナとその辺はスケジュール合わせてる〜。
ピンポーン
スカイ:絶対、アルマヒョンだ(笑)
〇〇:あ、じゃあ玄関あけてくるね
ガチャ
A(女):ちょっとー!
最近ノリ悪いんじゃない!?
B(女):ほんとだよー!お酒もってきたよー!
C(女):あれ?部屋間違えた?
凄い勢いで、酔っている女子達から
話しかけられた。
A:あれ?本当だー。間違えたかな?
すみません〜
B:いや、合ってるよ?おーい!ラビ?
バタバタバタ
ラビが勢いよくこちらに来た。
ラビ:何しにきたの!?
C:最近連絡とれないし、どうしてるのかな?
ってなって、みんなで来たんだけど、
お邪魔だったかな?
ラビ:うん、今メンバーもいるし
部屋狭くなるからあげれないよ?
僕は元気だよ!
B:メンバーもいるの?ジョイも?
ラビ:うん
B:ジョイも最近、連絡とれないよね〜。
元気?
A:ま、いいじゃん☆元気なら!
さぁ、お酒飲もうー♪
そう言い、ラビの部屋へ入って行った。
ラビ:ちょっと〜!帰ってよ〜。
〇〇ごめんね。あの子達、アイドルグループの子達で
同じマンションに住んでるんだよね。
〇〇:そうなんだね。
大分できあがってるね(笑)🍷
ラビ:ね〜(笑)
話をしていたら、
リビングにいる女子達と会話しながら、
足早にスカイとジョイがこちらへ向かって来た。
2人は私の荷物も持っていた。
ジョイ:酔っ払いが来たから、
〇〇もうちに帰ろうか(笑)
スカイ:僕も帰るね!先輩方またねー!
そう言って、スカイとジョイは私を押すように
玄関へ出た。
そして、ジョイの車に乗り、
ジョイの家へ向かった。
ジョイ:なんで、お前もくるんだ(笑)?
スカイ:いいじゃないですかぁ〜
ジョイ:2人でいたかったんだけど(笑)?
スカイ:僕だって、〇〇と2人でいたいですよ!
〇〇:てか、お酒くさっっ
スカイ:さっき一気させられたぁ〜。
ジョイの家につくと、
案の定、スカイの買ったものチェックが入った。
スカイ:これとか必要?
〇〇:もう勘弁してください😭
ジョイ:ほら、もう、ゆっくりして寝よう?
そう言い、ジョイは話を変えてくれた。
スカイ:はぁ〜。
ため息を深く吐き、
スカイはベッドへ入っていった。
〇〇:え?もう寝たの!?
ジョイ:多分さっき一気に飲まされてたからだと思う。
〇〇:そんなに飲んでたんだ。
ジョイ:かなり飲まされてたよ〜
そういいながら、ジョイは私が座っていた
ソファーの横に座った。
そして、私の体の向きを
自分の方に向かせるように、
クルッとさせた。
私とジョイはソファーの上で向き合った。
〇〇:ん?なに?
ジョイ:やっと2人で話せるね。
〇〇:うん、そうだね。
ジョイ:これは僕が買ったやつじゃないね?
そう言い、アルマからのエタニティリングを
触った。
〇〇:アルマからもらったの
ジョイ:僕も指輪あげたいな
〇〇:ジョイからは沢山、
本当に沢山もらっちゃったよ。
ジョイ:少しでも韓国に来るキッカケに
なってくれた?
〇〇:かなり(笑)
ジョイ:よかった(^^)
ジョイは、私の手を握った。
ジョイ:大切にしたいんだ。
〇〇:何を?
ジョイ:目の前のお姫様を
〇〇:またまた〜(笑)
ジョイ:本当だよ。今まで正直、
本当に好きになった人は
いなかったんじゃないかって思う。
〇〇:そうなの?
ジョイ:うん、何かずっと寂しかったんだ。
〇〇:寂しい?
ジョイ:うん、誰と付き合ってても
寂しさがあったんだ。だけど、〇〇と連絡とるようになってから、それが無くなったんだ。
いや、もしかしたら、あの日静電気に
あたってからかもしれない。
〇〇:そんなことあったね(笑)
随分、あの時とは印象が変わったな〜
ジョイ:そう?
〇〇:うん、何か、もっとチャラそうな
感じだった!
ジョイ:それは酷いな〜(笑)
でも変わったのかもね。
ジョイは握っていた手を、
ジョイの唇にもっていき、
手の甲にキスをした。
〇〇://////
そして目が合い、私達は見つめ合った。
ジョイはいつも微笑んでいるように見えるが、
よく見ると瞳は怯えているようにみえた。
私は空いている手で、ジョイの頭を
無意識に撫でていた。
〇〇:私の前でよかったら、
無理に笑わなくていいよ?
ジョイ:どうして?
〇〇:なんとなく、無理してそうで。
ジョイ:…。そうゆうところなのかもね。。。
無理はしてないよ。
ただこの顔が慣れちゃったんだ。
〇〇:そう…。
ゆっくりとジョイが近づき、私を抱きしめた。
ジョイ:今日は隣で寝てくれる?
〇〇:…うん。
そうして私達はソファーで横になり、
そのまま眠った。
ジョイはずっと私を抱きしめていた。
とても安心したように。
ブーブー(携帯の着信)
〇〇:『……はい…』
アルマ:『お?まだ寝てるの?』
〇〇:『…うん。今何時?』
アルマ:『6時だけど?
飛行機7時出発じゃなかった?』
〇〇:『やばい!』
アルマ:『ジョイの家の前で車待機してるから』
〇〇:『え?たすかる!
ありがとう!すぐ行くね!』
ジョイもウトウトと目を覚ましたので、
そのままスカイを起こすことをお願いして、
急いで外に出た。
ジュンスマネージャーの運転するバンから
アルマは手を降っていた。
アルマ:おはよう!
〇〇:おはよう!本当に助かった!
お願いします!
ジュンスさんもすみません!
ジュンス:いいえ〜。
この後、またメンバー達を拾って行くので
気にしないで下さい。
アルマ:少しでも会えてよかった。
〇〇:うん、伝えるのが遅くなってごめんね。
昨日メンバーに凄く怒られた。反省してます。
すぐ戻ってくるから。
アルマ:うん。待ってるね。
それからすぐ、アルマは私の肩で寝てしまった。
ジュンス:アルマはずっと練習と仕事してたんですよ。
〇〇:え!?一晩中ですか!?
ジュンス:はい。。。
まぁ少しは寝てたと思いますけど。
〇〇:ジュンスさんもですか?
そんな中すみません。
ジュンス:いえ、僕は良く休んでるので
大丈夫です。ありがとうございます。
眠っているアルマをみて、
なんだか申し訳ない気持ちと、
会えて嬉しい気持ちが複雑に混じった。
静寂の中に聞こえるアルマの寝息と、
肩の重みが、どれだけ疲れているかを
物語っていた。
そして、空港に付き、
アルマを起こさないように
静かに降ろしてもらった。
そうして、私は韓国を後にした。
つづく
🌙インスタ🌙
@lunapiiiii
@kms_novel_loon