#039 let loose
アルマの家に着くと、
スカイも先にいて、
アルマとお酒を軽く飲んでいた。
アルマ:お疲れ様。
今日は大変だったみたいだね。
〇〇:うん。スカイに色々聞いたのかな?
アルマ:うん。少しだけ。
〇〇から後から聞こうかなって
思ってたんだけど、話してくれる?
〇〇:うん。
今回コラボするひまりって方が、
私の元彼なんだ。
それは聞いたかな?
アルマ:うん。それでその仕事
本当に大丈夫そう?
〇〇:うん。
アルマ:精神的にも?
〇〇:うん。
初めはどうしようって思ったけど、もう平気。
アルマ:そっか。〇〇が大丈夫なら、
任せるよ。
〇〇:ありがとう。
アルマ:僕達もひまりさんの事は
元彼とかそういった目線では見ないから、
安心してね。
〇〇:うん。ありがとう。
スカイ:話した感じも、悪い人じゃなかったよ。
アルマ:〇〇が付き合ってたんだから、
悪い人じゃないんじゃないかな。
スカイ:それより、〇〇の髪型と格好どうしたの?
ヒョンと会うから、気合い入れてきたの?
〇〇:違うよ!
これはヒナにやってもらったの。
美容室行く気力がなかったから、
ヒナが気分転換でやってくれたの。
アルマ:違うよの勢いに、少しだけ悲しいけど(笑)
綺麗だよ。いつも可愛いけどね(^_-)-☆
スカイ:絶対アルマヒョン
気付いてなかったでしょ。
〇〇:私もそう思う(笑)
アルマ:や〜、酷いな〜。気づいてたよ!
いつもはナチュラルで可愛いけど、
今日は少しクルッとして結んでいて、
メイクもいつもよりキラキラしていて、
服もいつもより色がある感じがするよ。
と、早口で言い切ったあと、
アルマ:ところで、
明日どこか行きたい場所はある?
〇〇&スカイ:ㅋㅋㅋ
アルマ:もしあれだったら、
みんなで朝から釣りに行く?僕の船で。
スカイ:いいですねぇ〜。釣りはしないけど、
船でゆっくりしようかな。
〇〇:釣りはじめてやる〜
アルマ:じゃあ、行こう!
少し準備の連絡してくるね!
そしてアルマは何処かに電話をかけながら
違う部屋へ行った。
残されたスカイと私は
向かい合って座り、
お酒を飲み始めた。
スカイがタコの唐揚げのおつまみを、
私の口に押しあててきた。
スカイ:これ、ヒョンと一緒に作らされた。
美味しいよ。
〇〇:ん。本当に美味しい。
明日タコも釣れるかな?
そしたら、また作ってよ。
スカイ:…タコって釣るの?
〇〇:……あ、、たしかに…。
スカイはスマホで調べた。
スカイ:わぁ、釣れるっぽいよ。
〇〇:ほんとに〜!じゃあ、頑張ろう!
そう話していると、
アルマが釣りジャケットを
持って部屋に入ってきた。
アルマ:〇〇、これ大きいかな?
着てみると、大きかったが、
着れないことはなかった。
アルマ:じゃあ、明日はこれ着ていこう!!!
〇〇:………。
(…物凄くダサいけど、アルマ楽しそうだし、
着るか……)
スカイはそんな私を見て、笑いを堪えていた。
アルマ:お、これ(たこの唐揚げ)食べた?
美味しいでしょ!
〇〇:うん、凄く美味しい!
そうして、私達はまた飲み食いして、
寝る支度を始めた。
アルマ:じゃあ、お前は向こうの部屋ね。
スカイにそう言って、
私の手を繋ぎ寝室へ向かった。
スカイ:いやいや、みんなで寝ましょうよ。
アルマ:明日は早いんだから
しっかり寝なくちゃ!
スカイ:じゃあ、〇〇は僕と寝ます。
よく寝れるので。
アルマ:それは駄目だよ〜。
スカイ:じゃあ、一緒に寝ます。
アルマ:…わかったよ。。。
そして、3人でベッドに横になった。
アルマ スカイ 〇〇
アルマ:おい、なんでお前が真ん中なんだ?
スカイ:www(笑)
一悶着あったが、結局私を真ん中にして、
話しながらいつの間にか眠りについた。
−−−−翌日−−−−
まだ暗い道中をアルマの運転する車で、
海に着いた。
おじさんが、こちらに向かって手を振っていた。
アルマ:船長!突然連絡してお願い聞いてもらい、
ありがとうございます。
今日は宜しくお願いします。
おじさん:いいよ!気にしないで!
おじさんは船をアルマの代わりに
管理もしてくれていて、
船も運転してくれる方だった。
船が出発し、釣りスポットまで来ると、
アルマと船長さんに、
竿の扱い方をレクチャーしてもらい、
釣りをはじめた。
段々と周りが明るくなってくる景色が
凄く綺麗で、感動した。
そして、釣りジャケットのポケットに
何個もカイロが入れられていて、
寒くなかった。
さりげない優しさが身に沁みた。
そんな風に思っていたら、
竿がピクピクし始めた!!
慎重にリールを巻き、アルマも近くにきて、
リールを巻く瞬間や、弱める瞬間を教えてくれた。
そして初めて魚を釣り上げた🐟!!!!!
めちゃめちゃ重い感じがしたのに、
釣れたのはアジだった。
それでも、凄い達成感があり、
久しぶりにはしゃいだ。
〇〇:凄い✨みてみて〜✨
私が釣ったよ〜😆
アルマ:本当に凄いよ!
リールも上手だったよ!
それから、調子に乗り、
アジを何匹か釣った。
スカイはヒラメを釣って、
アルマと船長が驚いていた。
アルマは大きな魚を釣っていて、
流石だった。
そうして、釣りを楽しんだ後は、
アルマの行きつけのレストランへ
釣った魚を持ち込んだ。
釣った魚が絶品料理になり、
感動した。
みんなで美味しく完食した。
それから、アルマは行きつけの美容室へ
連れて行ってくれた。
(昨日の会話覚えていてくれたんだ。)
スカイとアルマもついでに、
髪をやってもらうようだった。
席につくと、この前ラビの家で会った
女性アイドルの1人がいた。
女性アイドル:あ、やほー✨
ねぇ、最近ラビ元気?
スカイ:元気だよ〜?
女性アイドル:連絡しても、遅い返事か
返ってこないんだけど。。。彼女できたの?
スカイ:分からないな〜
女性アイドル:そっか〜…。
てか、その方は彼女?
スカイ:違うよ。仲良いスタッフだよ。
女性アイドル:そうなんだ?
この前もラビの家にいたよね?
スカイ:うん。それがどうしたの?
女性アイドル:ラビも仲良いの?
スカイ:仲良いよ?
女性アイドル:そっか〜。こんにちは〜(^^)
〇〇:こんにちは(^^)
それから、女性アイドルと度々目が合ったりと、
少しだけ気まずい雰囲気が流れたが、
髪が綺麗に仕上がった事にテンションがあがった。
美容室を後にし、そのままアルマの家へ行き
またお酒を飲み始めた。
アルマ:今日の美容室の子、少しだけ気をつけてね。
〇〇:うん。多分ラビの事好きなんだよね?
スカイ:そうだね〜。
実際、付き合ってると思ってたんだよね、僕達。
〇〇:ラビからは何も聞いてないの?
スカイ:うん。
〇〇:そうなんだ。
スカイ:それにしても、髪色よくなったね。
可愛い。
スカイは私の髪を触りながら言った。
〇〇:ありがとう。
そして、アルマは私の頭を撫でながら、
アルマ:今日は楽しかった?
と、聞いた。
アルマの方を向き、私は
お礼を言った。
〇〇:ありがとう。今日凄く楽しかった!
釣りも楽しかったし、料理も美味しかったし、
髪も素敵になったし、充実感が凄いよ!
アルマ:そっか!ならよかった(^^)
また、行こう!
〇〇:うん!
スカイ:アルマヒョン本当に凄いよ。
〇〇がずっと楽しそうだった。
アルマ:ヒョンに任せなさい。
スカイ:(笑)
あ〜、いい気分だな〜。
そう言うと、スカイは私にキスをした。
あまりに、自然に不意をつかれたので、
避けれなく、言葉も出なかった。
〇〇:……
スカイ:あれ、今日は大人しい(笑)
アルマ:お〜、どれどれ?
アルマも近づきキスをされた。
スカイの不意打ちに、固まっていた私は
何も出来ないまま、アルマを受け入れた。
アルマ:〇〇、どうしたの?
この雰囲気に以前は、
戸惑ったり、
困ったりしてたけど、
嫌じゃない自分がいた。
そんな自分に私が
ついていけなくて、
混乱した。
〇〇:……え?私、酔ってるのかな?
スカイ:何それ(笑)
アルマ:誘ってるの?(笑)
〇〇:違くて…。。。
多分、今日が楽しすぎて、
このまま、こんな日が続けばいいなって。
アルマ:そうだね。続くよ。きっと。
アルマはゆっくりと、さっきとは
違う、ねっとりとしたキスをした。
〇〇:んっっ…///
スカイ:ヒョン、ずるい。
スカイは私を引き離し、
耳を甘噛みし、首を舐めた。
ビクッッ
疲れもあり、お酒が良くまわっているからだろうか。
それともこの関係を
私は受け入れつつ
あるのだろうか。
分からないけど、
今日の優しさと、
今の雰囲気のギャップに
ドキドキしている。
そして、甘えたくなる。
それを、受け入れてくれるから。
なんにも考えずに、
欲のままに…。
♡・。・。・。・。・。・。・。・。♡
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♥・:.。 。.:・゚♡・:.。 。.:・゚♥・:.。 。.:・゚
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—–コーヒーの良い香りで目が覚めた。
リビングに行くと、
アルマがキッチンに立っていた。
アルマ:おはよう(^^)
はい、これ。
渡されたカップを見ると、
可愛いハートが描かれたラテだった。
〇〇:可愛い。凄い。
ゆっくりとラテを飲み干し、
アルマと一緒に朝食を作った。
スカイをお越しに行き、
みんなでご飯を食べた。
それから、2人は仕事へ向かった。
私は今日からしばらく在宅で
仕事をする予定なので、
そのまま帰宅した。
良い休日を過ごしたからか、
仕事がはかどった。
そして、忙しい日々が続いた。
なので、大切な連絡以外は
返信出来ないでいた。
それが、原因だろうか。
また、ラビから頻繁に
電話が来るようになっていった。
♪〜着信-ラビ
〇〇:『もしもし?』
ラビ:『仕事終わった?』
〇〇:『うん、やっと終わったよ』
ラビ:『ほんと!じゃあ、今日家に来る!?』
〇〇:『…うん、行くね』
ラビ:『じゃあ、またね!』
〇〇:『は〜い』
つづく
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