#017 日常
〇〇:スカイ?起きれる?
もうそろそろ、行こう?
スカイ:う゛〜ん
まだ眠そうな彼だったが、
ウトウトしながらも一緒に
ヒナ達のいるリビングに向かった。
ヒナ:お〜、おはよ〜。
昨日は本当にごめんね〜。
〇〇:気にしないで!全然大丈夫だったから。
キラ:おはよ〜。〇〇ちゃん、よくスカイ起こせたね〜(笑)
〇〇:慣れてますから(笑)
スカイ:もう、ちゃんと起きれますよ(笑)
それよりも、ヒョン、ヒナちゃん、
話したいことがあるんです。
キラ:お〜、なに?改まっちゃって〜。
スカイ:聞きたいですか?
ヒナ:いや、全く興味ないわ〜。
あ、ねぇ、アルマは?
〇〇:アルマは昨日予定あるから帰ったんだ。
スカイ:ヒナちゃん、酷いな〜(笑)
でも、ヒナちゃん、〇〇はもらうね♡
スカイはヒナを見ながら、
そう言い、私をわざとらしくギュッと
抱きしめた。
ヒナ:ムキィィイイイ!!
何!?なに!?もしかして!?
付き合うことになったの!?
スカイ:イェエエス!
ヒナ:まじかぁあああ!!!
ヒナは昨日と同じように
頭を抱えながら、
後ろに転げ落ちた。
キラ:ヒナ!?大丈夫!?
ヒナ:……うん(笑)大袈裟だったね(笑)
ごめん。ごめん。
おめでとう(^^)
〇〇:(笑)。ヒナ、いつも心配してくれて、
ありかとうね。
キラ:おめでとう〜!スカイを宜しくね!
〇〇:うん。ありがとう。
スカイ:まかせて下さ〜い。
スカイ以外:(笑)
それから、私達は
ヒナが作ってくれたスープを頂き、
それぞれのスケジュールをこなした。
〜数日後〜
あれから毎日スカイと
会っている。
というか、毎日私とヒナの家に
普通に帰ってくる。
今日も仕事終わったと
先程電話が来たので、
そろそろ家に着く頃だろうか。
〜♪着信
〇〇:は〜い、着いたのかな?
今開けるね〜
スカイ:よろしく〜
オートロックを解除し、
スカイが帰ってきた。
スカイ:ただいま♡
〇〇:おかえり♡
そう言い合い、スカイは
私の部屋の一部を
自分の物を置く
スペースにしていて、
そこにバッグやアクセを
しまっていた。
そして、部屋着に着替えると
いつものようにソファーへ
寝転がるようにダイブする。
そこへ私は、隣に座る。
すると、スカイは私に寄りかかり、
お互いの温度を無言で感じる。
付き合う前から、そんな感じだったから
特別に感じないその光景は、
喜ぶべきなのか、
悲しむべきなのか、
不思議な感覚にさせる瞬間だ。
(スカイはどう思ってるのかな?)
そう見つめる先には、
ニコッと笑う、彼の幸せそうな笑顔がある。
(笑顔が増えたな。)
以前は瞳をジッとみるから、
その視線に自分をみたけど、
今は目が笑ってて見えない。
スカイ:さっきから何?(笑)
〇〇:ん?かわいいな〜って見てたんだよ(^^)
スカイ:〇〇のが可愛いじゃ〜ん
〇〇:どこがぁ?(笑)
スカイ:こことか、こことか、こことか、
こことか!!
ほら!全部かわいい〜(^^)
〇〇:(笑)。ありがとう〜
スカイ:そういえば、ヒョン達から
連絡こないでしょ?
寂しい?
〇〇:うん。スカイが言ってくれたんでしょ?
寂しくないよ?どうして?
スカイ:うん、言った。
そっか。それならいいんだ。
〇〇:?。うん。
スカイ:今度さ、外にデートしに行こうよ。
色々忙しくなるから、こうしてゆっくり出来なくなるかもしれないし。
〇〇:いいの?
スカイ:うん!人手が少ない時に行こう?
何処行きたい?
〇〇:う〜ん、そうだな〜。
う〜ん。ドライブ?
だめかな?
スカイ:ん?駄目じゃないよ?
行こう!
〇〇:うん(^^)楽しみ〜
スカイ:ね〜(^^)
私、寂しく見えるかな…。
確かに、スカイと付き合ってから
みんなから連絡が全くこなくなって、
どことなく暇な気がした。
だけど、そんな事を思ってしまうのは
悪いと思って、考えないようにしていた。
薄情な人かな。。。
スカイには、そんな私はどんな風に見えてるの?
みんなの事聞いたほうがいいかな?
それとも、このままでいいの?
スカイの想うような私になりたいけど、
聞いていいのかな?
なんでだろう?
付き合う前より、
今の方が不安になるの。。。
彼のその仕草も声も、
笑ったその顔も、
全部、私が欲しいのに。
私に向けられてるはずなのに。。。
何なの?この違和感は。
つづく
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