続・韓国アイドルとの恋〜逆ハーレムの行方〜　#090 弱った気持ち

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続・韓国アイドルとの恋〜逆ハーレムの行方〜　#090 弱った気持ち

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※ヒョンとの兼ね合いが難しい為、
表現がおかしくなる場合がありますm(__)m

それから、ラビは世界中で名の知れたアーティストになっていっていた。
　
そして、彼のグループも注目の的になっていった。
　
何かの賞がある度に会って、お祝いをしたりしていたけれど、彼の疲れ具合を見ているといたたまれなくなって、彼との時間を確保するのを諦めた。
　
　
（きっと、この世界ツアーが終わったら、また会えるから。）
　
　
彼が活躍しているのが嬉しかった。
　
私も仕事の意欲が湧いたし、彼から報告される連絡で、本当に楽しそうなのが伝わってきて幸せになった。
　
　
だけど、会いたい。
この気持ちが抑えられなくなったある日、事務所に寄ったついでに、ラビの仕事場に顔を出してみた。
　
　
　

少しヤツれた表情をしていたけれど、心から楽しんでいる笑顔が、今の充実を物語っていた。
　
　
　
そこで帰ればよかったのに、ひと目見たら、欲が湧いてしまった。
彼は私に気付いてくれ、近寄って嬉しそうに抱きしめてくれた。
　
　
ラビ：会いたかった。嬉しい。
　
〇〇：うん。
　
ラビ：…じゃあ、また連絡するね！
　
〇〇：うん、頑張って！
　
　
　
笑顔で手を振った。
　
嬉しかったよ。周りの皆に頼られている彼が。
みんなに囲まれて楽しそうにしている彼が。
　
　
　
私の所にも、もう少しいてよ？
　
何ヶ月ぶり？
　
連絡とっていたら、ラビは満足なの？
　
　
　
自分が嫌いになる、嫌な気持ちが湧き出てきた。
　
　
　
ただ寂しくなってしまった。
　
彼を見てから。
　
　
〇〇：この後、ご飯行かない？
　
　
ラビに連絡を入れてみた。　
　
　
　
なかなかつかない既読に、胸騒ぎがしてきてしまう。
　
　
だって、彼のSNSとかには他の女の子いるじゃない、会ってるじゃん。
私はどうして会えないんだろう？
　
　
どんどん闇に堕ちる思考に、歯止めがきかない。。。
　
　
事務所の外のカフェで、彼の連絡を少し待ってみることにする。
　
　
その間、何も手につかなくて彼のSNSやファン動画を観てしまう。
　
　
彼が近くて遠くに感じた。
　
　
私にも知らない彼がいる様な感覚になる。
　
　
　
嫌だ。
　
　
もう、他の人に気持ちがいっちゃうのも、また失恋から立ち直るのも、何も嫌だ。
　
　
お願いだから、安心させて。
　
　
今日来てくれたら、大丈夫になるから。
　
　
お願いだから、私を優先して。
　
これ以上、変な事を考えないから。
　
　
お願いだから、、、
　
　
　
　
早く。。。
　
　
　
つづく