#049 ゆうこさん
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※ヒョンとの兼ね合いが難しい為、
表現がおかしくなる場合がありますm(__)m
ひまり:じゃあ、俺はここで待ってるから 〇〇:うん。
ゆうこさんの待つ車の後部座席を
ノックし、ドアを開けた。
ゆうこ:お久しぶりです。
スラリとした足を組み、
こちらを見ながら言った。
〇〇:お久しぶりです…。
ゆうこ:大変みたいですね?
とりあえず、嫌だろうけど、
私の隣へ座ってもらえますか?
ゆうこ:そんなにかしこまらなくていいですよ。
〇〇さんが嫌じゃなければ…。
ゆうこ:提案のこと、ひまりから聞いてますよね?
〇〇:はい。考えてくれてありがとうございます。ゆうこ:違うの。
お礼を言われる事なんてしてないんです。
ゆうこ:ただ、ひまりに頼まれただけなの。
そうしてくれないか?って。
だから、考えたのもほとんどひまりなんですよ。
〇〇:そうなんですか…
ゆうこ:ひまりから頼まれごとされるのなんて初めてだったから…。
よりによって、あなた絡みなんだもん。
ゆうこさんは、切なく笑った。
ゆうこ:〇〇さんにも、謝りたいと
思っていたんです。
そんな資格ないのは、分かっているけど…。
〇〇:…
ゆうこ:だからって訳じゃないけど…。
良かったら、今回協力させていただきたいです。
〇〇:謝る必要はないですけど、そう思っていただき、ありがとうございます。
ゆうこ:〇〇さんは、変わらないですね。
良い意味で。
ゆうこさんはまた、切なく笑って私を見た。
ゆうこ:ひまりは自分の夢の為に、
私の支援が欲しくて、私をあの時選んだけれど、
心の中はずっと、あなたと別れたの後悔してます。
〇〇:…
ゆうこ:他にも支援する女性は沢山いたけれど、
ひまりはもう支援が必要じゃなくなるくらいに、
自分の音楽を世間に浸透させたから、
全て切ったの。
私も、もう大丈夫って言われました。
随分前に。
だけど、私はこうしてひまりとまだ一緒にいさせてもらってるの。
〇〇:…どうして、今それを私に?
ゆうこ:多分、ひまりはあなたを迎えに行きたいんだと思う。
夢は叶ったけど、でもやっぱり〇〇さんがいなくちゃ、その先には行けないんだと思うの。
〇〇:でも…
ゆうこ:うん。そうだよね。。。
今回の話を聞いて、きっともう〇〇さんは、
ひまりの事はもう好きじゃないのかな?って、
思ったの。
〇〇:はい…もう過去の事と割り切っていますから。。。
ゆうこ:…そうだよね。
それをね思って、安心した感情以上に
胸がギューっとごめんなさいって思ったんです。。。
〇〇:…
ゆうこ:今更ですよね…。
ひまりを1番大切な人の側から離したのは
私なのに…。
ゆうこさんの気持ち今は何となくですが、
理解できました。
ゆうこさんは、ビックリした表情をした後に
俯いてしまった。
〇〇:ゆうこさんは、それでもひまりが
好きなんですね。。。
ゆうこ:はい…。ごめんなさい。 〇〇:いえ、凄い事だと思います。
ゆうこ:!? 〇〇:私はずっとひまりだけを想い続ける事が出来ませんでした。
忘れようとしました。
その程度の気持ちだったんです。
ゆうこ:……
〇〇:そして、今も…人を想う気持が
分かりません…。
だから、ゆうこさんみたいに想い続けられる
事が今は羨ましいです。
ゆうこ:あ、ありがとうございます…。
ゆうこ:私みたいな恋愛は辞めたほうが…
〇〇:ん〜……確かにそうですね(笑)
大切にしてくれそうな相手を選びます(笑)
ゆうこ:!!(笑)
ひまりに失礼じゃないですか!(笑)
〇〇:(笑)
いつの間にか、2人で笑い合った。
ゆうこさんと、こんな風に話す事が不思議だったけど、
なんだか少し胸がスーッとした。
これは、本当に私が元彼の事を吹っ切れている
ことなんだろうと、確証した。
トントン
後部座席の窓をひまりが叩いた。
窓を開け、話が終わった事を伝えた。
驚いている様子だった。
ひまり:〇〇はこのまま家に送って大丈夫?
〇〇:うん、お願いします。
ひまり:了解〜
〇〇:そして、ゆうこさんとひまり、
これから色々とご迷惑おかけしますが、
宜しくお願い致します。
ひまり:了解〜
ゆうこ:うん!任せて!
そして車が家に向かって出発した。
事務所の駐車場を出るときに、
車は色々な人達に囲まれ、写真を撮られた。
そして、尾行してきた車を撒いた頃、
電話がかかってきた。
スカイからだった。
それを、出ないでいた。
その後すぐに、
アルマ、ラビ、ジョイからも電話がきたが
それも、とらないでいた。
家に着き、再び2人に挨拶をして、
帰宅をした。
玄関を開けるとヒナが飛び込んできた。
ヒナ:こんなことになって、ごめんね。。。
私をギューっと抱きしめて、言った。
〇〇:ヒナが謝る事なんて何一つないよ?
ヒナ:ううん。。。私が韓国に誘わなかったら、
こんなことになってなかったかもしれないのに。。。
私はヒナにすっっごく感謝してるんだよ?
ヒナ:〇〇…
ヒナはウルウルと可愛い瞳に涙を溜めながら
私を見た。
ガタンッッッ
リビングから物音が聞こえた。
ヒナ:うん…
〇〇:もしかして?ヒナ:うん…
〇〇:全員?ヒナ:うん…
私は深いため息をつきながら、
リビングへ向かった。
なるべくもう、みんなとは関わらない方がいい。
そう思うのに…。。。
つづく
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