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#055 ♠最終回♠

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#055 ♠最終回♠

 

 

 

ヒナに韓国に行く約束をしてから、
仕事等の調整をし、
いよいよ旅行の前日になった。
 
 
 
(韓国に久しぶりに行って、
ヒナと色々と流行りのカフェ等に行くのが
楽しみだな。)
 
 
そんな事を考えながら、
あかりさん夫婦が明日開店する、
カフェ兼雑貨店に遊びに行く道を歩いた。
 
 
 
お洒落な並木通りを一本入った場所に
そのお店はあった。
 
 
 
鮮やかなブルーの外観のカフェは、
その場所を益々素敵にしていた。
 
 
 
お店に近づき、ディスプレイの窓があり、
中を覗く。
 
かわいい雑貨達が、お洒落なvlogのお家みたいに
並べられていた。
 
 
それに心をときめかせ、
出入口の扉に向かいながら歩いた。
 
 

すると、お店の中からディスプレイを
見ている人影が視界に入り、
視線をその人に移した。
 
 
黒いスキニーに黒いブーツの
男性のような格好だったので、
旦那さんかな?と思い、
外から挨拶しながら、
入口に向かおうとした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
え?
 
 
 
 
 
?????
 
 
 

 
 
 
あー、パネルか。
良く出来てるなぁ〜。
 
 
 
 
しかし、何故この表情にしたのかな?
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 

旦那さんだと思ったソレは、
視線を顔に移すと、スカイだった。
 
 
 
目をまん丸にして、
口をポカーンと開けている
表情だった。
 
 
 
 
しかも、どうしてこんな所に置いてるのかな?
 
 
 
ん〜、不思議だな〜って思っていると、
パネルの目が瞬きし、一歩一歩、
入口の扉に向かっている。
 
 
 
 
 
!?!?!?
 
 
 
 
動く!?
 
 
 
 
いや、ちょっと待って…。
 
 

 
え!?嘘でしょ!?
 
 
 
 
 
私は一歩一歩、入口から遠ざかるように
後ずさりをした。
 
 
 
 
そして後ろを向き、一目散に
さっき来た道を走った。
 
 
 
 
チリリィィイイイン!!!!!!!!!!!!!!!
 
 
 
 
カフェの扉が一気に開いたようで、
鈴が乱暴に鳴っていた。
 
 

スカイ:待って!!!
 
 
 
 
やっぱり、本物だ!
 
 
 
訳も分からず、とりあえず逃げる。
 
 
だが、すぐに追いつかれてしまう。
 
 
 
 
スカイ:なんで、逃げるの?嫌?
 
 
スカイは私の手首を掴みながら、
前と変らない態度で聞いてきた。
 
 
 
〇〇:ううん。ビックリしただけ…。
 
 
息を切らせながら答えた。
 
 
 

しばらく無言が続き、
呼吸が整った頃に話し始めた。
 
 
 
 
〇〇:ごめんね。逃げて。

スカイ:うん…。ねぇ、あかりさんの店に戻って話さない?

〇〇:うん。そうだね。
 
 
 
私達はあかりさんのお店に戻りながら
話をした。
 
 
〇〇:どうしてここにいるの?

スカイ:あかりさん夫妻がお店出すって聞いて
今日しかスケジュール開かなかったから、
サプライズでお祝いしに来たんだ。

〇〇:そうなんだ。私も明日から用事があるから、今日お祝いに来たんだ。

スカイ:そうなんだ。今日はこれから何もないの?

〇〇:うん。

スカイ:じゃあ、帰るまで一緒にいよう?

〇〇:うん。

スカイ:?なんか、前より素直になった?

〇〇:え?そうかな?

スカイ:うん(笑)
 
 
 
 
 
(素直になったかな?)
そんな事を考えながら、お店の扉を開けた。
 
 
 
 
あかり:〇〇ちゃん!ごめん!
スカイ来てることラインしたんだけど、
電話したほうが良かったよね😭
本当にごめん!

〇〇:いえいえ。逆にキッカケが出来て
良かったです。
これ、お祝いです。
開店おめでとうございます🌼

あかり:ありがとう〜!!!

スカイ:…ねぇ、キッカケ?そんなの必要ないのに。
戻ってきたいなら、戻ってくればいいじゃん。

〇〇:うん…。でも、連絡先とか全部消しちゃったから。

スカイ:え!?何それ!?本当に酷いなぁ〜

〇〇:ごめんね。

あかり:まぁまぁ、あっちの席で話してきなよ。
私達は向こうにいるからさ。
お祝い2人ともありがとう(^^)

 
 
スカイ:あかりさん、ありがとう。
じゃあ、場所借りるね。
 
 
 
そうして私達は2年ぶりに
向き合って話した。
 
 
変らないその視線に時々、
涙をグッと堪えなければならなかった。
 
 
スカイ:元気にしてたの?

〇〇:うん。元気だよ。スカイは?

スカイ:身体は元気だけど、心は寂しいよ?
誰かさんのせいで。

〇〇:ごめんなさい。。。

スカイ:もう謝らないで。今は何してるの?

〇〇:実はこっちで、ジュンスさんから仕事頂いて働いてるの。

スカイ:……やっぱり。ジュンスさんは〇〇と連絡とっていたんだぁ〜。ヒナちゃんも、あかりさんも、ゆうこさんも、みんな上手く〇〇の話題流されて、
悲しかった。

〇〇:ごめんね。みんな私の気持ちを尊重してくれたの。

スカイ:〇〇の気持ちって?

〇〇:…これ以上、スカイ達に迷惑かけたくなくて。。。

スカイ:それで?離れたの?

〇〇:うん。

スカイ:………今の気持ちは?僕のこと、忘れられた?

〇〇:ううん。忘れようとはしなかったよ。

スカイ:……そうなんだ。。。
それで?戻ってくるの?

〇〇:………仕事とかが落ち着いたら、
そうしていいかな?
 
 
 
少し、震えながら、スカイに問いかけた。
 
 
 
スカイ:そうしなよ。
〇〇がそうしたかったら、僕は駄目とは言わないよ。

〇〇:ありがとう。
 
 
 
少しホッとした。
もし、拒絶されたら、
きっと遠くから見守っていることも
出来なくなりそうだったから…。

 
 
スカイ:あのさ、〇〇に会ったら伝えようと
ずっと思ってたんだけど、、、

〇〇:うん。

スカイ:やっぱり、〇〇の事好きなんだよね。
ムカついたりしたり、忘れようとしたけど、
〇〇がいなくなってからも、ずっと考えちゃってた。

〇〇:うん。ありがとう。
何となく、snsのやつとかは気付いたよ。

スカイ:ほんと?見ててくれたんだ(^^)

〇〇:うん。

スカイ:だからさ、もうヒョン達にフラフラするんじゃなくて、僕の所に来てよ?
好きだよ?
〇〇を誰にもとられたくないよ。。。
僕だけを見てほしい。

〇〇:うん。ありがとう。

スカイ:!?

〇〇:私も好きだよ。スカイのこと。
遅くなって、ごめんね。

スカイ:!? 
え!?ほんとに!?

〇〇:宜しくお願いします。

スカイ:うん!大切にするよ。
 
 

そう言い、私の手をとり、
手の甲にキスをした。
 
 
そして、私を見つめた。
 
 
その視線は、私をドキッとさせる。
 
 
 
そして、今までに見せたことのない、
クシャッとした笑顔で言ってきた。
 
  
 

スカイ:もう離れないよ(^^)大好きです。
 
  
〇〇:うん、私も。
 
 
 
それから、
あかりさんに事情を説明すると、
いつかこんな日が来ると思っていたと言われ、
祝福された。
 
 
 
そして、次の日私がヒナに会いに
韓国旅行に行く予定だと知ると、
そんな話一言もヒナから聞いてないと
愚痴愚痴言いながら、
その日のうちにスカイと韓国へ
向かうことになった。
 
 
 
 
 
 
〜夜〜
 
 
 
韓国に着き、スカイの家に行った。
 
 
変らない部屋の雰囲気に安心した。
 
 
そして、2年間もの空白があったとは
思えないほど、私達はいつも通りに過ごした。
 
 
ソファーに座り、ワインを開け、ドラマを観る。
 
 
スカイは私に寄りかかりながら、
時々、キスをする。
 
 
スカイ:これからは、ずっとこれが続くんだね。
はぁ〜、最高。

〇〇:うん。好き。

スカイ:僕も。
 

 
 
そう言い、ゆっくりと、
深いところへ一緒に入っていった。

 
♥・:.。 。.:・゚♡・:.。 。.:・゚♥

♡⌒:゚⌒:゚⌒:゚⌒:゚⌒:゚⌒:゚♡

♥・:.。 。.:・゚♡・:.。 。.:・゚♥

♡⌒:゚⌒:゚⌒:゚⌒:゚⌒:゚⌒:゚♡

♥・:.。 。.:・゚♡・:.。 。.:・゚♥

♡⌒:゚⌒:゚⌒:゚⌒:゚⌒:゚⌒:゚♡
 
 
スカイはウトウトとしている
私の頬を、
ツンツンやムニムニしながら
優しく語りだした。
 
 
スカイ:実は初めてクラブで声かけた日、
凄く緊張したんだ。
とても、かわいい子がいたから、
一目惚れしていた。
だけど、ヒョン達のところに連れて行ったのが、
間違いだったな〜。
まさか、〇〇の事気に入るなんて…。
だけど、こうして付き合う事になったから、
凄く幸せで、大切にするからね。
あぁ〜、もう、どうしてこんなに嬉しいんだろ?
大好きだぁ〜〜〜
 
 
〇〇:ありがとう。私も幸せ。
傷つけた分、ちゃんと幸せにするからね。
 
 
スカイ:じゃあ、これ付けて?
 
 
ベットサイドテーブルの引き出しから、
小さな小包を出してきた。
 
 
開けると、綺麗な指輪が入っていた。
 
 
〇〇:え!?いつの間に!?
 
 
スカイ:会えなかった期間に、精神がおかしくなりそうで、いつか会うのを目標にする為に買っておいた。こうやって渡せて、嬉しい。

〇〇:ありがとう。大切にするね。
スカイのことも。

スカイ:………ヒョン達とは違う好きだよね?

〇〇:うん。そうだよ?(笑)

スカイ:じゃあ、ヒョン達とは会わないの?

〇〇:スカイが嫌なら会わないよ?

スカイ:ん〜…いや、みんなに2人でこのこと、
伝えよう?

〇〇:分かった。

スカイ:あ、ヒョン達に会って、
心変わりとかナシだからね!

〇〇:大丈夫だよ(笑)

スカイ:あぁ〜、やっと〇〇が
僕のところに来てくれたぁ〜!
 
 
スカイはそう言いながら、
私を強く抱き寄せる。
 
 
そして、指輪を私にはめて、
満足そうに微笑んだ。
 
 
 
この笑顔を守っていこう。
 
 
もう、傷つけることがないように。
 
 
ありがとう。
 
あの日、私を見つけてくれて。
 
 
そして、ずっと変わらず向き合って、
好きでいてくれて、嬉しかった。
 
 
これからは、私が幸せにするからね。

おわり
¨Thank you•.¸¸☆*・゚

 

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