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続・韓国アイドルとの恋〜逆ハーレムの行方〜 #082 マラカイト

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続・韓国アイドルとの恋〜逆ハーレムの行方〜 #082 マラカイト

 


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※ヒョンとの兼ね合いが難しい為、
表現がおかしくなる場合がありますm(__)m

名前変換


 

 

画面越しで見る4人はとても仲良くて、
キラキラしていた。
 
 
 
(アイドルだから当たり前か、、、)
 
 
 
自分の彼氏なのに、凄く他人に感じた。
 
 
 
こんなことしたって、不安が増すばかりなのにコメントやSNSでファン達の反応を見てしまう。
 
 
 
そんな気持ちのなか電話はすれ違い、
メッセージだけのやり取りが数日間続いた。

〜今日は事務所に行く日だ!
 
 
最近は事務所に行く日に、下心を持ってしまう自分が少し嫌いだけど、ワクワクしてしまう。
 
 
 

会えればいいな。。。。
 
 
 
事務所に着き、会議を終えると知らないスタッフのような人達から変な視線を感じた。
 
 
〇〇:?
 
 
その異様な空気に少し恐怖を感じていると、自分の鞄に手紙のようなものが入っているのに気付いた。
 
 
 
それを開いて中をみると、
赤い文字で
 
 
『何も知らないバカな〇〇さんへ。
 下の処理スタッフお疲れ様です。
ラビは本命みつけたみたいですね(^o^)』
 
 

と、書いてあった。
 
 
その下品な手紙を凝視してしまう。
 
 
 
(こんな変な事する人が、彼の周りにいるという事実に怒りと恐怖を感じた)
 
 
 
 
アルマ:どうしたの?
 
〇〇:ひゃあッッッ!!!
 
 
突然後ろから話しかけられたから、手紙を隠す暇もなく大きな声をあげてしまった。
  
 
アルマ:お!?ごめん、驚かすつもりはなかったんだけど。
 
〇〇:ううん、私も集中してて周りみてなかった。どうしたの?
 
アルマ:それ、なに?
 
 
手紙を冷静に隠しながら言った。
 
〇〇:仕事の指示書だよ。
 
アルマ:本当に?
 
〇〇:うん、本当に。
も〜、なに?どうしたの?
私、この後も忙しいから行くね?
 
アルマ:待って。
 
 
力の入った手で、手首を掴まれる。
 
 
〇〇:…………。
 
アルマ:わかってるから…。
それ、ちゃんと見せて?
 
 
 
 
この場から逃げられないと悟ったので、
手紙を見せた。
 
 
 
アルマは、受け取ると一呼吸おいてから、
私に質問した。
 
 

この手紙がいつ入った可能性があるか、
心当たりはあるのか、これは上に報告してもいいかと、私の心配をしながら一緒に考えたり、頼りある行動をとってくれた。
 
 
 
アルマ:ラビには伝えたの?
 
〇〇:まだ。。。
 
アルマ:言ったほうがいいよ。
 
〇〇:うん。
 
アルマ:僕も嫌がらせされてるの気付くの遅くてごめんね。
 
〇〇:ううん、いいの。
むしろ、私こそ気付かせてしまってごめん。
 
アルマ:どうして?
 
〇〇:だって、一緒に仕事する人を疑わせてしまうから…。
 
アルマ:そうだけど…。
〇〇が1人で悩んでいた事のほうが、僕には重要だし。胸が痛い。
 
〇〇:ありがとう。
 
 
 
どこまでも優しい人で、今の私にはその優しさは危険だった。
アルマの前で弱くなってしまいそうだから。
 
 
 
別に、今までも友達や仕事仲間だったら、この後も相談に乗ってもらい、毒を吐き出したいくらいだ。
 
 
 
けれど、私達は違うから。
 
 
ラビに勘違いされたくない。
 
 
 
〇〇:じゃあ、ありがとうね。
また何かあったら、ラビを頼ってみるね。
 
アルマ:うん。
僕も頼ってね。
 
 
 
何気なく、ずっと繋がっていた手を名残惜しそうに離された。
 
 
 
アルマのこんな感情が分かってしまう自分が苦しい。
 
 
 
〇〇:じゃあね。
 
 
 
普段通りバイバイして、アルマと別れた。
 
 
 

 
事務所から出ようと、ロビーを歩いているとエントランスからラビが入ってくるのが見えた。
 
 
 
遠いけれど、お互いを認識し合った気がした。
 
 
 
その瞬間、ラビは誰かに呼ばれた。
 
 
 
彼が振り返った先には、ランさんがいた。
 
 
 
その後に、続々とスタッフやタレント達が仲良さそうに事務所内に入ってくる。
 
 
 
何処かで撮影か何かをしてきた雰囲気だった。
 
 
 
私をみた一部のスタッフは、ラビに気を使わそうとしたが、彼は大丈夫といった手振りをしてした。
 
 
 
その姿を見て、察した私はそのままエントランスに近づき、みんなに会釈をしながら事務所を出た。
 
 
 
 
みんなと、私の壁を再認識してしまうこの空気。
 
 
 
嫌い。
 
 
 
普通の職場の人だったら、この雰囲気何も思わないのに…。
 
 
 
(贅沢な悩みなのかな〜…。)
 
 
 
寂しい。

 
 
 
後ろを振り返って、彼をもう一度見たかったけれど、そのまま帰宅した。
 
 
 
 
そして今日に限って、彼からは連絡がなかった。。。
 
 
 
 
連絡が来たら、嫌がらせの事相談しようと思ったんだけどな…。
 
 
 
でも…。
 
 
 
やっぱり忙しい彼に負担になるかな。
 
 
 
 
そんな事を考えると、いつもよりお酒が進んだ。
 
 
そして、彼と次にデートに行く場所を調べたりし始めた。
 
 
SNSには今日の撮影での裏shotが上がっていた。
 
 
 
見る気がしないけど、勝手に目につく写真に寂しくなる。
 
 
 
ランさんと同じグループの人達と、後輩グループと彼達の写真。
 
 
 
ランさんと彼との写真は明らかに他とは違う雰囲気だった。
 
 
 
 
まぁ…社長の指示だろうとは思うけど。
 
 
 
 
思うけど……………。
 
 
 
 
 
彼に向かって鳴り響く電話の音からは、
今日も彼の元へは繋がらなかった。
 
 
 
SNSは見たくないから、映画を観ようとしたけれど、彼と見たくて止めた。
 
 
 
気分を上げるために、ゲームをする。
 
 
 
 
しばらくすると、誰かがチャイムを鳴らした。
 
 
 
期待を膨らませてインターフォンをみると、
そこにはアルマとジョイの姿があった。
 
 
 
つづく

 

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『続・韓国アイドルとの恋〜逆ハーレムの行方〜 #082 マラカイト』へのコメント

  1. 名前:匿名 投稿日:2024/03/30(土) 23:17:38 ID:f1aa897d6 返信

    わーツラいです。どうなるのかなぁ。
    次のストーリーも楽しみです!

    • 名前:kms 投稿日:2024/03/31(日) 01:16:54 ID:aa41e2c8c 返信

      嬉しいコメントありがとうございます(*^^*)
      辛いですよね(;_;)次回も楽しんで頂ければ幸いです☆

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