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先輩と同級生

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先輩と同級生


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※ヒョンとの兼ね合いが難しい為、
表現がおかしくなる場合がありますm(__)m

名前変換


※別作品で同じ名前の人物がいますが、別人です。

 

 

〜〇〇side〜
 
 
私は学生の〇〇
 
 
実は気になる人の連絡先を先日GETしたのだ
 
 
だが、脈なしなのか、すぐラインの会話がきれてしまう。
 
 
今日は初めて電話をしてみようと思う。
 
 
プルルル
 
 
アルマ『はい』
 
 
耳元で聞こえるその声がイケメン過ぎて辛い
 
 

〇〇『アルマ先輩!今日これから空いてますか?』
 
アルマ『うん?特に予定は入ってないよ。』
 
〇〇『じゃあ、遊びましょっ!』
 
アルマ『いいよ。何処に行けばいい?』
 
〇〇『ありがとうございます!〇〇駅でいいですか?』
 
アルマ『わかった。後でね』
 
 
 
それから、アルマ先輩と合流して
カフェに入って話した。
 
 

アルマ先輩の好きな本

好きな食べ物

好きな飲み物

好きな芸能人

色んな事を聞いた。
 
 

〇〇『今日はありがとうございました!
また遊んでください』
 
アルマ『うん。じゃあね』
 
 
 

それから私は先輩が好きそうなカフェを見つけては誘った。
 
 
先輩は物静かな人な印象だけど、
たまに変なギャグを言ったりと
そのギャップが益々好きを加速させた。
 
 
でも、流石に私から誘ってばかりで
何だか脈なしすぎて辛くなってきた。
 
 
これから、先輩と会うって時に
何だか急に悲しくなってきて、
 
〇〇:(今日で誘うの最後にしようかな…)
 
そんな事を考えていたら
同じクラスのラビが声をかけてきた。
 
 
 

ラビ『〇〇?こんなところで何してるの?』
 
〇〇『あ、ラビ!先輩待ちだよ。』
 
ラビ『例のか。もう付き合いだしたの?』
 
〇〇『…ううん』
(なんだか、悲しさが増してきた)
 
ラビ『?大丈夫?』
 
ラビが顔を覗き込んだ
 
 

アルマ『〇〇!お待たせ!』
 
〇〇『先輩!』
 
ラビ『どうも』
 
アルマ『今日はどこ行くの?彼も一緒?』
 
〇〇『いえ、ラビとはたまたま会っただけです。行きましょう』
 
ラビ『ちょっと待って。大丈夫?
先輩、あんまりこいつの事からかわないで下さいね』
 
アルマ『からかってなんてないよ』
 
〇〇『ラビありがとう。大丈夫だから。
先輩、行きましょう。ラビばいばい(^^)/~~~』
 
 
 
先輩は来てから、
何故か手を繋いでくれている。
 
 

突然の出来事に思考が追いつかない。
 
 
 

〇〇:(これは、嫉妬してくれたのか…?
いや、都合よく考えすぎか…)
  
 
 

アルマ『今度さ、海行かない?』
 
〇〇『…え?』
 
 
 
突然の誘い。
はじめての誘い。
 
 

〇〇『行きます!』
 
 

まだまだ先輩を好きでいて
いいみたい?
 
 
 

〜アルマside〜
 
 
 
急に知らない子に
連絡先を聞かれた。
 
 

あまりにも、勢いよく必死だったので
思わず連絡先を交換した。
 

ラインが沢山くるが、
どう返信したら良いか分からなく
いつも遅れたりそのままだ。
 
 
ある日電話がかかってきた。
突然の遊びの誘い。
 
 
暇だったから行ってみると、
僕が好きな雰囲気のカフェに案内された。
 
 
そして、めちゃくちゃ弾丸トークをされた。
 
 
((この子はなんなんだろう?))
そんな印象だった。
 
 
 
それから、連絡は頻繁にくれ
毎回好きな雰囲気のカフェに案内された。
 
 
 
そして、彼女はあれから
弾丸トークはしなく、
普通に今日あった出来事や、僕のことを質問したあとは、オススメした本を読んでいた。
 
 
初めは苦手な女性のタイプで
どう接したらいいか悩んだが、
今は連絡を心待ちにしている自分がいた。
 
 

彼女は、初めの印象と見た目で
派手なイメージで、キャハキャハと
はしゃいでる、そんな感じがした。
 
実際、全校集会で見かけた彼女も
その通りな印象だった。
 
 

けれど、なんだか最近は
一緒にいても苦手意識もなく、
自然に話せる。
 
僕のギャグもキャハキャハと楽しそうに笑う。
そんな彼女が可愛い。
 
 
 
ある日、待ち合わせ場所につくと
男子と話していた。
 
 
僕に向けられる笑顔と同じ感じで
話している。
 

それが、なんだかモヤッとした。
 

彼女が俯くと男子が顔を覗きこんだ。
 

アルマ:(顔近づけすぎだろ)
 
 
 
思わず彼女の手をとって
こっちに気を向かせた。
 
 
 
男子の視線は痛いほど僕を見ている。
顔は笑っているが、目は睨んでいた。
 
 
 

アルマ:(あぁ、これは早く自分の気持ちに正直にならなくちゃ、彼女とられちゃうな)
 
そう思った。
 
 

アルマ『今度さ、海行かない?』
 
〇〇『…え?』
 
 
戸惑っている彼女を見て思う。
 
アルマ:(僕の事を好きなのかもって思ったのは、勘違いだったかな?)
 
 
〇〇『行きます!』
 

そう言った彼女の笑顔が
とんでもなく愛おしくて
 
 
繋いだ手を強く握った
 
 
 

〜ラビside〜
 
 
同じクラスの
仲良いグループの1人。
 
 
〇〇からしたら
自分はそんな存在なんだと思う。
 
 
最近好きな先輩と連絡先を交換して
浮かれている。
 
 

先輩は何が好きとか
一生懸命カフェを調べていて楽しそうだ。
 
 
そんな〇〇を近くでみていると
少しでも自分に気を向いてほしくて、
 
ラビ『今日、可愛い髪型だね』
『ネイル綺麗だね』
『今日の香水いいね』
 
考える限り色んなところを褒める。
けれど、、、
 
〇〇『ありがとう(^^)』
 
そう言って可愛い笑顔で返して
それからは何もない。
 
 
特に意識をされないことに
憤(いきどお)りを感じている。
 
 
ある日、駅で〇〇に会った。
いつも明るい〇〇が少し元気がなく見えた。
 
 
先輩との事に探りをいれてみると
突然俯いてしまった。
 
 
辛そうな〇〇を見るのは
はじめてで、守りたくなる。
 
 
覗きこむと、少し泣きそうな顔をしていた。
 
 
涙を拭おうとした所に
例の先輩がいきなり現れた。
 
 
急に〇〇の手を掴んでいる。
さっきまで泣きそうだった〇〇は
何故か凄く嬉しそうに照れていた。
 
 
なんだか、それが無性に腹立たしくて
 
 
 
ラビ『こいつの事からかわないで下さい』
と牽制したが、
 
アルマ『からかってなんてないよ』
と、言った先輩の瞳は真剣に見えた。
 
 
だけど、自分だったら
あんな顔はさせない。
自分だったら、
待ち合わせに待たせたりしない…。
 
 
去っていく〇〇の後姿を見ると、
幸せそうに笑っている。
 
 
だから、今は〇〇の幸せを
見守ろうと思う。
 
 
ラビ:(時がきたら絶対に離してあげないよ。)
 
 

つづく

 

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