#002 出合い2
次の日、日中はヒナと観光地周りやショッピングして遊び、
夕方から昨日のメンバーで集まる時間になった。
待ち合わせ場所で待っていると黒いバンが
私達に横付けされ、少し窓があいてスカイが覗き、
乗ってください〜と合図をしてきた。
バンに乗りみんなと挨拶をする。
キラ:昨日ぶり〜!韓国は楽しんでる?
ヒナ:はい。沢山買い物しちゃいました!
ラビ:楽しそうで良かった。
スカイ:〇〇は何買ったの?
〇〇:洋服とか、パック沢山買ったよ〜。
車で来てくれて助かった(笑)
アルマ:〇〇行きたいところ行けれた?
明日帰国なんだよね?
〇〇:うん、行けたよ!明日はあなた達の事務所?のツアーみたいなところいくよ!
キラ ラビ スカイ アルマ:!?
キラは、あたふたしながらヒナに何かを言っている。
スカイ:恥ずかしいな〜
〇〇:実はあまりスカイ達の事知らないから、楽しみ。
アルマ:やー!本当に恥ずかしいなー!僕達がもっとかっこよく見えるかもしれないよ
〇〇:(笑)!凄い自信(笑)
アルマ:そう思ってないとアイドルとしてやってけないよ〜
〇〇:そっか。アイドルだったね。
アルマ:やー!酷いな!
〇〇:ははは。からかいがいがあるな〜本当に😄
(アルマと話してると、なんだか心が笑えるって感じがするな)
スカイ:ヒョンは本当に面白いですよね。
そういえば、僕達もう少ししたら日本行きますよ。
〇〇:え!?そうなの!?
スカイ:はい!プロモーションで行きます!
その時は日本案内してくださいね!
〇〇:うん。もちろんだよ!
スカイ:楽しみにしてます(^^)
アルマ:今日は僕達の行きつけの夜景が綺麗なBarみたいなところにいくよ!
足湯もあって、結構落ち着けるんだよ。
〇〇:そうなんだ!落ち着ける場所が良かったから楽しみ(^^)
そうこうしてる間に、高層ビルの1番上の会員制のような高級感溢れるBarについた。
高級感で圧倒されそうだったけど、夜景が綺麗で、足湯もあって本当に落ち着ける場所だった。
日中の疲れもあってか、みんなのテンションに付いていけず、少し離れた所で足湯に入りながら、お酒をゆっくり口にしていた。
夜景が綺麗で、失恋の心が凄く和らぐのを感じた。
アルマ:どうしたの?
気づかないうちにアルマが来ていた。
〇〇:なんでもない。
そう言い、慌てて顔をうつ伏せる。
アルマ:じゃあこっち見て?
〇〇:(感傷に浸ってて、涙浮かべてたよ。アワアワ。どうしよう。こんな顔してたら楽しい雰囲気台無しにしちゃうよ)
アルマ:大丈夫だよ。みんな楽しく話してるから気づいてないよ。僕の身体で顔隠すから、こっち見て?
アルマを信じて顔を向ける。
すると今にも流れそうな涙を優しく拭ってくれた。
〇〇:ありがとう。ごめんね。
アルマ:何で謝るの?
〇〇:こんな素敵な場所に連れてきてくれたのに、泣いちゃって
アルマ:気にしないで。それより、何で泣いてるの?
〇〇:実は失恋したばっかりで。ははっ。
アルマ:そうだったんだ。いいんだよ。泣きたいときはないて。僕で良かったら話し聞くから
〇〇:ありがとう。優しいんだね
アルマ:優しくてかっこよくて、面白いでしょ
〇〇:ぷっ(笑)なにそれ(笑)本当に自信家〜
アルマ:日本に帰っても寂しかったりしたら連絡してね
〇〇:うん、連絡するね。
スカイ:ヒョン!なにしてるんですか!?〇〇!?
〇〇:これは、あまりにアルマが面白くて涙が出たんだよ〜(笑)
スカイ:ヒョン!冗談ばかり言ってないで、しっかりして下さいよ!
アルマ:やー!しかしお腹が空いたな!スカイ何か食べ物オーダーしてきて!
スカイ:も〜、しょうがないですね〜
そう言ってスカイは行ってしまった
アルマ:もう少しゆっくり話したくて、スカイを追い出すように仕向けちゃった〜。
そう言って笑ったアルマはとてつもなく格好良くみえた。
〜そろそろお開きの時間〜
ホテルまで送ってもらい、また会う約束をしてバイバイした。
ヒナ:〇〇〜。
ニヤニヤしながらヒナがこっちを見ている。
ヒナ:随分アルマと良い感じになってたじゃん!
これで粗治療成功か!?
〇〇:ははは。そうかな?
でも、今日の場所も本当に癒やされたし、この旅行に来て本当に良かった。ヒナありがとう。
ヒナ:私もかなり楽しい旅行になったよ。〇〇ありがとう。
そうして、私達はすぐ眠りについた。
つづく