【BTS妄想】PARADOX グク妄想小説

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【BTS妄想】PARADOX グク妄想小説

 

『ここに来て』
『分かった』

 

呼び出した
赤い口紅とキツい香水の女は
自分の欲を限りなく満足にさせる。

止まらない欲はその女によって、
飲み干させるんだ。

空になった感情は、
その女を邪魔だと感じる。

女は察して
『そろそろ帰るね』
そう言い、1本煙草を吸って去っていく。

汚い空間の中、
電話をかける。

『なに?』

心が踊る声に思わず笑みがこぼれる。

『なにしてるの?』
『You Tubeで好きなvlogみてたよ〜』
『そっか』
『グクは?』
『ボーっとしてた』

何気ない会話も、愛おしい。

次の日、

彼女とデートをした。

1つ1つの仕草や視線が
輝いていて、眩しい。

こんな子に汚い自分は見せたくないんだ。

軽いキスをするのも躊躇してしまう。

『またね』
『うん』

さよならをしてから、
向かう先は決まって、
ホテルだ。

いつものように呼び出すと、
いつものようにすぐ来る。

いつものように欲を満たす
いつものように帰る

ただ、今日の空気は少し澄んでいた。

しばらく考えると、煙草の匂いがしない事に気づく
辞めたのだろうか。

そういえば、いつものキツい香水も
赤い口紅の跡もついてなかった。

それだけだ。

『おはよう』
待ち合わせ場所に来た彼女は、
僕の心を溶かす。

側にいられるだけて、幸せだ。

今日も何て可愛いのだろう。

人気のない場所で、
キスをする。

いつもより強く抱きしめてみた。
感情が高ぶり鼓動が早くなる。
彼女の高揚した顔も綺麗だ。

だが、それ以上は怖いんだ

『またね』
『うん』

いつものように見送る。
そして、いつものように呼び出す。

だが、女は来なかった。

ただ、それだけだ。

『お待たせ〜』
今日も彼女は天使だ。

何をしても、可愛くて
幸せだ。

ただ、前からあの女が歩いてくる。

隣には知らない男がいた。

女は自分に気づいた気がしたが、
知らないフリをしていた。

自分も知らないフリをする。

しようとした。

すれ違いざまに、女の手首をつかんだ。
『なんで、来ないの?』

彼女も、女の隣の男も、何が起きているのか
分からない様子だ。

女は暫く止まったまま考えて、
手首を振り払って
男と行ってしまった。

彼女は
『誰?』
と、聞いてきた。

『…誰なんだろうね?』
そう言い、笑った。

あの女の事を、何も知らない自分が
笑えてきた。

そして今、こんなに可愛い彼女を前にしていても
あの女に今すぐ連絡したい自分がいた。

きっとこんなのは
間違っている。

絶対に後悔する。

『…ごめん、嫌いになって』
そう言い残して、

女が去っていった方に走り出した。

電話をかけるが、
やっぱり出ない。

だが、小さく見える後姿が見えた。

何でこんなに必死になっているのか、
謎だ。

すぐ追いついて、
また手首を掴む。

振り返った女は、
ビックリしていた。

そして、頭を撫でて
『ありがとう』
そう言い、また去っていく。

すぐ引き止める。

『次は私から連絡するね』

その言葉に
安心したのか
涙が流れた。

女は申し訳なさそうに、
男と去っていった。

あれから、連絡を待っている。

彼女からは、何度も連絡は来ていた。

返信は出来ていない。

自分の感情が分からなくなる。
自分も分からなくなる。

壊れそうだ。

早く連絡してよ。

end

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